2017年8月21日 (月)

窓を広げて考えよう

「窓をひろげて考えよう 体験!メディアリテラシー」下村健一:著 艸葉よしみ:企画/構成(かもがわ出版)

 メディアリテラシー教育について、書籍の執筆だけでなく、様々な取り組みをしている下村健一さんによる絵本です。本書を貫くキーワードは3つ。
「まだわからないよね?」
「他の見え方もないかな?」
「隠れているものはないかな?」

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月14日 (月)

総合教育技術 2017年 09 月号

「総合教育技術 2017年 09 月号」(小学館)

 今月の総力大特集は「新学習指導要領が求める『主体的・対話的で深い』授業の具体像」です。学習指導要領の総則や各教科に示された内容について、識者が解説していく構成になっています。

 総則について述べているのは、無藤隆先生。中央教育審議会の教育課程部会をとりまとめた方です。この記事の冒頭には次のように書いてありました。

 新学習指導要領の実施に向けて、私が教育委員会や管理職にお願いをしたいのは、まず教員の業務の見直しです。現在、中央教育審議会で教員の「働き方改革」について議論が進められておりますが、教育課程部会からも業務軽減の要望が出ていました。

以下、業務軽減に対する提言が、約1ページにわたって書かれています。全部で4ページの記事の1ページですから、かなりの分量です。それだけ、今回の学習指導要領を成功に導くポイントが業務改善、業務軽減にあるということでしょう。実に重要な提言だと思いました。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 7日 (月)

自閉症は津軽弁を話さない

「自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く」松本敏治:著(福村出版)

 表紙の雰囲気やタイトルを見る限り、本書は、自閉症に関するちょっとした話題提供のエッセイのように見えます。しかし本書は、サブタイトルが「自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く」となっている通り、自閉症児の言語獲得に関するかなり本格的な研究書でした。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 1日 (火)

サルまん 2.0

「サルまん 2.0~サルでも描けるまんが教室 2.0~」相原コージ/竹熊健太郎:著(小学館クリエイティブ)

 本書のタイトルにある「サルまん」というのは、バブルの真っ最中に『ビッグコミックスピリッツ』で連載され、大いに人気をさらった『サルでも描けるまんが教室』の略称です。ギャグ漫画という体裁は整えつつも、漫画界の裏側やタブーに敢然と挑戦し、人気を博しました。当時スピリッツを定期購読していた私は、この「サルまん」から読み始めることも多かった覚えがあります。
 その新バージョンが発売されたということで、発売と同時に購入して読んでみました。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月24日 (月)

どうぶつ友情辞典

「あべ弘士 どうぶつ友情辞典」あべ弘士:著(クレヨンハウス)

 著者のあべさんは、元旭山動物園の飼育員さんだった絵本作家です。そんな絵が得意なあべさんなのに、本書のタイトルは「辞典」となっています。「辞典」とは言葉の意味を書いた本のことです。けれども実際には、「動物エッセイ」と言った方が良さそうな本でした。
 ただ、単なるエッセイと異なるのは、動物への愛が溢れており、しかも多様な愛の形が示されていることです。あべさんは、本書について「序」にて、次のように書いていました。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月18日 (火)

総合教育技術 2017年 08 月号

「総合教育技術 2017年 08 月号」(小学館)

 今月の総力大特集は「見えてきた『特別の教科 道徳』の具体像」です。まずは、道徳の教科調査官である浅見先生の論考。「授業の展開例について考える前に、目の前にいる児童生徒の実態把握を」と題された記事は、「教科化で何が変わり、何が変わらないのか」ということを軸に、分かりやすく解説されています。
 これを受けて、パート2では、教科書各社の概要紹介が掲載されています。現在、各自治体ではまさに、今回初めて検定された、教科書としての道徳教科書を選んでいる真っ最中。各社の特徴が一覧できる資料として有効でしょう。もちろんパート3として、実践事例も紹介されています。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月10日 (月)

大人を黙らせるインターネットの歩き方

「大人を黙らせるインターネットの歩き方」小木曽健:著(ちくまプリマー新書)

 子供たちのお休みの前には、学校でいわゆる「情報モラル講座」がよく開かれます。こうした講座の講師の方にうかがうと、先生や教育委員会の中には「子供たちをバッチリ怖がらせて下さい」という依頼をしてくる方がいます。しかし、情報社会の今必要なのは、子供たちを情報機器から遠ざけることではないはず。本書はおそらくそうした問題意識で書かれた本です。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月 3日 (月)

思春期にがんばってる子

「思春期にがんばってる子―お母さんもお父さんも、おまえのことが大好きだよ。たとえ学校へ行けなくても、おまえは、とってもいい奴だよ。」明橋大二:著(1万年堂出版)

 不登校や引きこもり、いじめや家庭内暴力など、子供たちを巡る悲しい問題は、しばしばニュースや話題になります。その問題に、どう向き合えば良いのか、当事者や親はもとより、先生方も心痛めているのではないでしょうか。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月 1日 (土)

ICTが授業を悪くする?

 私は「ジャストスマイル」という小学校で使うための統合ソフトを企画しました。このソフトの中で最も使われているのが「はっぴょう名人」というプレゼンソフトです。企画当初は、「小学生がプレゼンなんて」と社内外から批判されたものですが、今ではそれが信じられないほど、小学校にプレゼンソフトは普及しています。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月26日 (月)

モラルの起源

「モラルの起源――実験社会科学からの問い」亀田達也:著(岩波新書)

 昨今の、学校では道徳が教科化され、情報モラル教育も必須と言われる状況です。社会の状況を見ても「モラルの欠如」といったことがよく言われるようになりました。しかし改めて考えてみますと、モラルというのは、いったい何でしょうか。人の道に言及してはいるものの、宗教とも哲学とは違います。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«実践教育法規2017