2019年6月19日 (水)

総合教育技術2019年07月号

「総合教育技術2019年07月号」(小学館)

 今月の総力大特集は「令和時代の若手教師育成」です。
 PART1は、「年齢構成のアンバランスをどう克服するか」と題して、実践者や研究者、ビジネスマンなどの提言が掲載されています。ビジネスマンであり「行動科学マネジメント」の専門家である、石田さんの提言は注目です。
 PART2は、「任せながら育てる! 若手教師育成5つのアイディア」と題して、全国の先進事例レポートが掲載されています。北海道の中島先生による、インタビュー形式の若手育成は、ビジネス書にヒントを得たそうです。この手法も注目。

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2019年6月17日 (月)

胎児のはなし

「胎児のはなし」最相葉月・増崎英明:著(ミシマ社)

 その昔、胎児でなかった人はいません。世界中で、毎日たくさんの赤ちゃんが生まれ、それが何千年も続いてきた上に、近年は医学も計測機器も発達しているのですから、私たちは、胎児のことについて、もうほとんど分かっていると信じています。
 しかしそれは幻想です。本書を読むと、胎児について分かれば分かるほど、逆に分からないことが増えてくるということが実感できます。

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2019年6月11日 (火)

日経ビジネス2019.06.10号

20190611-165323  今週の日経ビジネスの特集は、「同族経営」。伝統や、守旧というイメージが付きまとう同族経営ですが、実際のところ、成功している企業が、世界的に見ても少なくないのだとか。

 だからなのか、巻頭言は、能楽師の安田登さん。ビジネス誌で、なんで能楽師?と思って読み進めたら面白かった。

世阿弥が残した言葉の中の「初心忘るべからず」というのは、
最初の心を忘れずそこに立ち返りなさい
という意味ではなく

恐れずに変化しなさい

という意味なのだそうです。
それゆえ、能は、時代と共にずっと変化し続けてきたのだとか。特に秀吉が愛でた能は、今のようなゆっくりとした動きでなく、今で言うラップのような舞いであった、という話はとても興味深かった。

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2019年6月 3日 (月)

ぼくのおとうとは機械の鼻

「ぼくのおとうとは機械の鼻」みんなのことば舎:著/エアーダイブ:絵/土畠智幸:原案(医療法人稲生会・株式会社みんなのことば舎)

 本書は、医療的ケアを必要とするお子さんの存在と暮らし、さらにその家族の思いについて、広く知ってもらうために出版された絵本だそうです。原案をつくられた土畠智幸さんは、そうしたお子さんの治療を専門とするお医者さん。

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2019年5月20日 (月)

吃音: 伝えられないもどかしさ

「吃音: 伝えられないもどかしさ」近藤雄生:著(新潮社)

 教育関係者の方であれば、「吃音」と聞いて、意味が分からないという方はほとんどいないでしょう。それほど多くの方が抱える、一般的な症状ということができます。
 しかし、吃音は治るのでしょうか? 原因は何でしょうか? 身体障害でしょうか? それとも精神障害でしょうか? このように問われると、答えられる方は本当に少ないのではないかと想像します。

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2019年5月16日 (木)

総合教育技術2019年06月号

「総合教育技術2019年06月号」(小学館)

 今月の巻頭インタビューは、令丈ヒロ子さん。『若おかみは小学生!』などで有名な児童文学作家です。「今も昔も子どもの本質や悩みは変わっていない」「今こそ情報リテラシーの授業が必要」といった言葉が印象的でした。

 総力大特集は50ページ拡大版。テーマは「虐待、いじめをどう防ぐか 子どもを守る学校づくり」です。
 今年1月に発生した千葉県野田市の小4女児虐待死事件など、ここ2年で報じられただけでも多数の事件が発生しています。特集の冒頭では、それらの事件を分析し、その後有識者の提言や実践事例へとつなげています。

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2019年5月13日 (月)

段ボールはたからもの

「段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル」島津冬樹:著(柏書房)

 誰にでも好きなものはあります。ただ、その好きの度合いは、人それぞれ。「好きで、好きで仕方がない」と言えるほど好きなものとなると、そうそう誰にでもあるものではありません。

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2019年5月 1日 (水)

なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ?

「なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ?」日野田直彦:著(IBCパブリッシング)

 本書は、36歳の若さで大阪府立箕面高等学校に、民間人校長として着任した著者による、学校改革のあゆみ(4年間)をまとめた本です。改革した本人による執筆というのは、ビジネス書の世界ではかなり一般的ではあるものの、教育界では珍しいのではないでしょうか。
 ではなぜ珍しいのでしょうか。
 まず、公立学校の場合、先生方は公務員ですから守秘義務があり、それゆえ書けないということがあるでしょう。実際日野田さんも、本書は、箕面高校を退職後に出版されています。
 次に、教育界によくある「それは、そちらの学校だから(●●先生だから)できたんですよ」という考え方の存在です。こうした意見は、研究発表会などでもよく聞かれます。他者の貴重な経験や知見を、その場特有の特殊事情がそうさせているのだと考えてしまうのです。

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2019年4月16日 (火)

総合教育技術2019年05月号

「総合教育技術2019年05月号」(小学館)

 今月は、いつに増して読み応えがありました。
 まず、巻頭インタビューは星野ルネさん。「アフリカ少年が日本で育った結果」を描いた方です。日本の学校のよさを述べながらも「日本の学校はサラリーマンを育成する前提でできている」という指摘は鋭いと思いました。
 総力大特集は「新学習指導要領全面実施を見据えた 移行期2年目の校内研修」です。さまざまな教育課題に向き合うために、学校現場はどのように校内研修をつくっていくのか。「教師集団」をキーワードに構成されていました。多様な論客が、それぞれの立場から提言されているのが印象的でした。重要テーマ別の実践レポートも読み応えがあります。

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2019年4月15日 (月)

お笑い芸人の言語学

「お笑い芸人の言語学: テレビから読み解く「ことば」の空間」吉村誠:著(ナカニシヤ出版)

 タイトルを一見すると、娯楽色の強い気軽な本というイメージを持つ方がいるかもしれません。しかし、本書は、話し言葉について考えるために、重要な示唆をいくつも与えてくれています。
 著者は大学教授であり、「M-1グランプリ」を創設したプロデューサーという経歴を持っている方です。「はじめに」では、本書を次のように一言で言い表しています。

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