2020年1月21日 (火)

「総合教育技術2020年02月号」


「総合教育技術2020年02月号」(小学館)

 総力大特集は「学級経営力を高める!」。
 学級経営こそが、学力向上・学校力向上のカギ。ということで、求められる学級経営のあり方を識者の提言・現場教員座談会などを通じて考えています。特に冒頭、赤坂真二先生が提言している「学級経営の優先順位を上げ、校内研修を通じて学級経営力を高める」は、学校の研修や研究の在り方について具体的な示唆を与えてくれています。

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2020年1月20日 (月)

大学の問題 問題の大学


大学の問題 問題の大学」竹内洋・佐藤優:著(時事通信社)

 昨今、大学の問題は、入試改革の文脈で語られる傾向が多いです。しかし、大学でなぜ学び、何を学ぶのか、といったような本質的な議論は、あまり語られていないような気がします。
 本書は、そうした大学の問題にとどまらず、教育全般の問題、ひいては日本全体の問題について、大学教育に精通した碩学の二人が語り合った本です。

 

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2020年1月 6日 (月)


「の」junaida:著(福音館)

日本語の「の」でつながる世界を楽しむ絵本です。
 「わたし」からスタートする物語は、すべて「の」でつながれ、左ページには絵、右ページには文、という形で進んでゆきます。すこし引用してみましょう。

 

ポケットの中のお城の
いちばん上のながめのよい部屋の
王さまのキングサイズのベッドの
シルクのふとんの海の船乗りたちの

 

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2019年12月23日 (月)

ことばの教育を問いなおす


ことばの教育を問いなおす ──国語・英語の現在と未来 (ちくま新書)」鳥飼玖美子・苅谷夏子・苅谷剛彦:著(ちくま新書)

 本書は「ことば」を的確に獲得するための道筋を、各界の専門家が「対書」にて明らかにしようとした本です。
 「対書」というのは「対話」のような形式をとりながら、文章をやりとりすること。著者の鳥飼氏は英語教育の専門家、苅谷夏子氏は大村はまの実践の研究家、苅谷剛彦氏は教育社会学の専門家。それぞれの専門に基づく知見がやりとりされる中で、互いにインスパイアされ「ことばを獲得するとはどういうことか」ということが、深まっていきます。それゆえ、昨今の新書では珍しい、252ページという、なかなかの文章量であるにも関わらず、最後まで興味深く読み進めることができます。

 

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2019年12月17日 (火)

総合教育技術2020年01月号

「総合教育技術2020年01月号」(小学館)

 巻頭インタビューは秋田喜代美先生。教育関係の著書も多く、なじみのある先生かと思います。先般は、東京大学初の女性学部長に就任されたことで話題になりました。女性のキャリア形成と働き方について示唆に富むインタビューとなっています。

総力大特集は「新学習指導要領時代の特別支援教育」。多様性を尊重する学校を築くために必要なことを、識者の提言や座談会などで考えています。また、高め合い、支え合う学校づくりを進める全国の先進事例も。

特集2は「『職員室いじめ』その背景と対策」。神戸の事件の背景を探るとともに、管理職がすべきこと、してはいけないことを検証しています。必読なのは、特集巻頭の赤坂真二先生の提言です。「神戸の事件を『対岸の火事』とすることなかれ」は、事実が持つ迫力に満ちています。全国の管理職に、ぜひ届けたい文章です。

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2019年12月16日 (月)

思考法図鑑


思考法図鑑 ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60」株式会社アンド:著(翔泳社)

 タイトルの通り、多くの思考法が基本的に見開き構成で、しかもカテゴリ別に紹介された「図鑑」です。思考法を図鑑にするという発想は、なかなか斬新ですし「そんなこと、可能なのか?」という思いもいたします。
 しかし、本書を眺めてみると、確かに図鑑になっていました。まずは目次をご覧ください。

  • 第1章 思考の基礎体力を高める(10種)
  • 第2章 アイデアの発想力を高める(12種)
  • 第3章 ビジネス思考力を高める(12種)
  • 第4章 プロジェクトの推進力を高める(13種)
  • 第5章 分析力を高める(13種)

 

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2019年12月 9日 (月)

暴走する能力主義

暴走する能力主義」中村高康:著(ちくま新書)

 教育改革が叫ばれるたびに話題になるのが「○○力」と呼ばれる「学力」。何らかの名詞に「力」を付けただけの「○○力」という言葉。これを使われると、なんとなく納得してしまいます。そういう力があるような気になるのです。
 本書は、そうした現象について社会学的な立場から批判的にとらえ、読み解いています。まずは目次をご紹介しましょう。

  • 第1章 現代は「新しい能力」が求められる時代か?
  • 第2章 能力を測る ――未完のプロジェクト
  • 第3章 能力は社会が定義する ――能力の社会学再考
  • 第4章 能力は問われ続ける ――メリトクラシーの再帰性
  • 第5章 能力をめぐる社会の変容
  • 第6章 結論:現代の能力論と向き合うために

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2019年12月 2日 (月)

スクールプランニングノート 2020


スクールプランニングノート2020 A (小学校教師向け)

スクールプランニングノート2020 B (中学・高校教師向け)

 毎年おなじみ、先生向けのスケジュールノート、スクールプランニングノート。この分野、類似のノートが数多く発売される中で、市場を切り開いてきた元祖と言ってもいい存在です。先生方への認知も定着してきたのではないでしょうか。
 今年は「事務版」が追加され、2020年度版は5種類のラインナップとなりました。

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2019年11月20日 (水)

総合教育技術2019年12月号


総合教育技術 2019年 12 月号」(小学館)

 総力大特集は「学校と保護者のパートナーシップをどう築くか? 令和時代の保護者連携」。
「保護者の思いを受け止め、生かす学校経営」
「岐路に立つPTA」
という、2つのパートで構成されています。
 パート2冒頭の玉置崇先生、住田昌治先生の提言は、非常に具体的です。これからの地域連携、PTA改革を考える上で、重要な指針となるでしょう。
 そのほか、事例レポートも充実しています。PTA役員、元役員の生の声に始まり、実際にPTA改革を実現させた、名古屋市立吹上小学校の事例、ユニークな地域連携で子どもたちの居場所作りや、学力向上に寄与した、釧路市立鳥取小学校の取り組みがレポートされています。

 

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2019年11月18日 (月)

「グローバル人材育成」の英語教育を問う


「グローバル人材育成」の英語教育を問う (ひつじ英語教育ブックレット)」斎藤兆史,鳥飼玖美子,大津由紀雄,江利川春雄,野村昌司ほか著(ひつじ書房)

 昨今、学校教育における英語教育に関して、メディアで報道されることが増えてきました。
 「小学校における英語教育の教科化」「中学校・高校の英語授業の英語化」「大学入試英語への民間英語検定の導入」などなど。これらはすべて、2013年12月に文部科学省から発表された「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」という旗印の下で進められてきた教育政策です。

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