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2007年5月 2日 (水)

学級づくりのきほん

本日ご紹介したいのは「学級づくりのきほん」です。学陽書房という出版社から出されています。
著者の方々と、以前一緒に仕事をさせていただいた関係で、献本いただきました。

この本は、おそらく初任の先生向けに作られた、学級経営の観点を示した書籍です。とはいえ、「べからず集」では読む方もつらいですし、あまり参考にはならないでしょう。そのため様々に工夫された本作りがなされています。

まず、この本で驚いたのは、ページの作りです。おそらく本文の40%がマンガではないかと思うほどマンガが多いです。しかも説明をただ漫画化するのではなく、見開き1ページで、ありそうな学校の問題場面とその解決策を示しています。
マンガが左右のページに分かれているのも意味があって、左側のページで示された問題点を、右側で解決する、という形になっています。

さらにマンガページをめくると、その中身に対する解説やアドバイスのページになります。左側に「HOW?」右側にその「POINT」が示されているので、マンガの中身と合わせ、容易に理解することができるというわけです。
つまり、1つの話題について、2見開きで解説していく構成となっていますから、忙しい先生でも、通勤の途中とか、帰宅したあとのちょっとした時間などに読むことができるでしょう。

形式ばかり感心してしまいましたが、内容も実によく考えられています。とりわけ「保護者への対応」に一つの章を割いているのは慧眼です。若い先生にとって、保護者はほとんど年上ですが、年上の人とのつきあい方というのは、なかなか難しいですからね。

最近はビジネス書でもこうした「ソリューション本」がはやりですが、先生向けの書籍としてはまだ珍しいのではないでしょうか。本書は一読して終わり、というタイプの本ではなく、折に触れて見返してみる、というタイプの本です。

初心者の先生だけでなく、活動を本の形でまとめたいと思っている先生にも、お薦めの一冊ということができるでしょう。

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