« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月

2007年6月28日 (木)

ズッコケ中年三人組

「ハチベエ、ハカセ、モーちゃん」と聞いて、「ズッコケ三人組だ」と分かる大人は、どれくらいいるでしょう。私の世代ならいざ知らず、20代の方なら、最低10人に1人、いや5人に1人は知っているはず。児童書のベストセラーである「ズッコケ三人組」は、惜しまれながら、一昨年末に50巻で完結しました。トータルで27年間も続いたそうです。
私自身は、もちろん小学校時代に読んだことはありませんが、前職で那須さんに原稿をお願いしたことがあり、それをきっかけに読み始めました。NHKでドラマ化されたり、何度も映画化されたりしているので、私のようにオンタイムで知らない世代でも、知っている人は多いのではないでしょうか。

その3人組たちが、今回は不惑の中年になって帰ってきました。
「ズッコケ中年三人組」那須正幹著(ポプラ社)
この本が出ることを何かのニュースで知り、すぐにネットで注文して手に入れました。貴重な初版本であります(笑)。実際、発売直後に増し刷りになったとか。

続きを読む "ズッコケ中年三人組"

| | トラックバック (0)

2007年6月21日 (木)

米米ワールド

「子ども米レンジャーと旅する 米米ワールド -時空を超えた小学生による『お米白書』-」伊藤秀一・三宅貴久子共編(高陵社書店)

いまから3~4年前、本書の著者の一人である、三宅貴久子先生からこの本をいただきました。当時、「総合的な学習の時間」は何かと話題でしたが、パソコンをメインにした活動以外は、あまり興味がなかった私は、正直「こんな分厚い本をもらっても・・」と困った覚えがあります。しかし、パブロフの犬のように、本を渡されるとつい読んでしまう性質の私は、読み始めてびっくり。これは小学校の子どもたちが、自分で調べて作りあげた書籍だったのです。

続きを読む "米米ワールド"

| | トラックバック (0)

2007年6月18日 (月)

ITを自由自在に活用するヒント

漫画で納得 あなたの授業が大変身! ITを自由自在に活用するヒント」 熊本大学教育学部情報教育研究会著(明治図書)

書名から「『授業にITをばりばり使おう』という中身の本なのでは?」と想像された方もおられるでしょう。けれどこの本の主張はその逆で、「ITを使うからこそ授業のねらいをはっきりさせよう」というものです。このことを説明するために、この本では様々な工夫がされています。

続きを読む "ITを自由自在に活用するヒント"

| | トラックバック (0)

2007年6月14日 (木)

新書ブームに思う

このブログでも、新書を何冊か取り上げてきました。私自身、月に十冊前後は読んでいるので、取り上げやすい、というのもあるのですが、これを読まれた方が買いやすい、というのも多少は考えております(笑)。
私が高校生の頃は、岩波新書、とか講談社ブルーバックスなんてのがステータスのある新書で、あと数社が出していた、という印象なのですが、最近は非常に多くの出版社から新書が出版されています。1社で複数の新書ブランドを持っているところも少なくなく、さながら新書ブームです。理由はたぶん、読みやすいから売れる、売れるから出版される、というわかりやすい構図なのでしょう。
Ikari しかし、昔は文庫=300円前後、新書=500円前後、というのが相場だったのですが、現在では文庫=500円前後、新書=700円前後が相場です。それでも安い、という考え方もありますが、出版社は著者に10%前後の印税しか払わないのだから、もっと安くして欲しいなあとも思います。

続きを読む "新書ブームに思う"

| | トラックバック (0)

2007年6月11日 (月)

漫画の時間

前にも書きましたが、私は無類のマンガ好きです。マンガには毎月最低5千円は遣っているでしょう。油断していると、このブログがすべてマンガになってしまいそうないきおいです(苦笑)。

そんな私が、もしマンガ関係で1冊だけ挙げよ、と言われたら、間違いなくこの本を推薦します。

「漫画の時間」いしかわじゅん著(晶文社)

いしかわじゅんさんは、マンガ家ですが、この本の出版と、NHKの「BSマンガ夜話」以来、マンガ評論家としての顔も有名です。この本については、ネットで検索すればさまざまな論評が掲載されています。その多くは、いしかわさんのマンガ評論の視点に対して述べていますが、私は、この本の白眉は、まちがいなく冒頭に書かれた文章「漫画の読み方」にあると考えます。

続きを読む "漫画の時間"

| | トラックバック (0)

2007年6月 7日 (木)

知的生産の技術

1~2か月前、何かの雑誌で、梅棹忠夫さんのインタビューを読みました。相変わらず切れ味の鋭いコメントで、インタビュアーもたじたじだったと記憶しています。
この記事の編集後記的なコラムで「知的生産の技術を再読し感動した」といったことが書かれていたことから、私も約30年ぶりに読み直してみました。

知的生産の技術 梅棹忠夫著(岩波新書)

初めて読んだのは確か高校の2年か3年の時。秀才の友人から「読んだ?」と聞かれ、読んでもいないのに、つい「読んだ。ためになったね~」などと相づちを打ってしまい、その日のうちにアリバイ工作的に読んだのでありました。読んだ動機はともかく、当時私なりに感動し、確か読書カードを作ったはずです。が、あえなく三日坊主。自分が知的生産にはあまり向いていないことを、早くも十代で悟ったのであります(涙)。

続きを読む "知的生産の技術"

| | トラックバック (0)

2007年6月 4日 (月)

オノマトペ 擬音・擬態語をたのしむ

最近、ある先生と話をしていたとき「じゅくじくん」を知っているか、という話になりました。私も昔は国語の教科書を作っていたので、それがすぐに「熟字訓」であることはわかりましたが、その先生の家では、この言葉の誤解が原因で離婚一歩手前までもめたとのこと。げに、言葉の行き違いとは恐ろしいものです。
この話を聞いたとき、思い出したのがこの一冊です。
「オノマトペ 擬音・擬態語をたのしむ」田守育啓 著(岩波書店)
学生時代、児童文学のゼミで宮沢賢治のオノマトペを研究テーマにしている友人がいました。ゼミでは、発表者に対して参加者は必ず質問をしなければならないのですが、私にはそのオノマトペという言葉の意味が分からず、大恥をかきました。ですので思い出の言葉です。

続きを読む "オノマトペ 擬音・擬態語をたのしむ"

| | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »