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2007年6月14日 (木)

新書ブームに思う

このブログでも、新書を何冊か取り上げてきました。私自身、月に十冊前後は読んでいるので、取り上げやすい、というのもあるのですが、これを読まれた方が買いやすい、というのも多少は考えております(笑)。
私が高校生の頃は、岩波新書、とか講談社ブルーバックスなんてのがステータスのある新書で、あと数社が出していた、という印象なのですが、最近は非常に多くの出版社から新書が出版されています。1社で複数の新書ブランドを持っているところも少なくなく、さながら新書ブームです。理由はたぶん、読みやすいから売れる、売れるから出版される、というわかりやすい構図なのでしょう。
Ikari しかし、昔は文庫=300円前後、新書=500円前後、というのが相場だったのですが、現在では文庫=500円前後、新書=700円前後が相場です。それでも安い、という考え方もありますが、出版社は著者に10%前後の印税しか払わないのだから、もっと安くして欲しいなあとも思います。

そんな考えに追い打ちをかけるのが、粗製濫造されたと思われる新書にぶちあたったときです。私は題名と前書き(あるいはあとがき)で、購入するかどうか決めることが多いのですが、最近はネーミングが上手になったせいか、かなりの確率でだまされることが多くなりました(涙)。

先月だけでもいったい何冊の本を棄てたでしょうか。いろんな事情で詳しくは書けませんが(苦笑)、ざっとこんな具合です。

  • 誤読の発生理由を説き明かしたかのような題名にひかれて購入するも、誤読の発生する原因として例示された文章(某社の国語教科書)がひどすぎる。悪い文章なら、そりゃ誤読するよな、と納得しゴミ箱へ。
  • 有名作家が、公的で重要な職を辞したあと出版されたので、その内幕が読めると思っていたら、とんだ肩すかし。取り巻きの文章がほとんどで、内容がかなり重複。しかも本人はほとんど書いていなかった。
  • 効果的な手法を説明するのに、ドラマ仕立てにしているのだが、筆の力がないので、まるで三文芝居を見ているかのよう。提言自体は悪くないのだが、アイドルタレントが演じる純愛ドラマを見たような気持ち悪さに耐えられず、やむなく読書中止。
  • とても良い本を書いた人が、別な出版社で魅力的な題名の本を出版。「すわ、続編か?」ととびついたら、内容はほぼ同じ。というか、書き直した分わかりにくくなっていた。

こういう悲劇を防ぐには、ちゃんと立ち読みすべきなのでしょうけれど、立ち読みは、なんか卑怯な気がして、あまりできないんですよね。私の性分として。
まあ、棄てる本も、授業料だと思い、甘受するしかないと考えるこの頃であります。

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