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2007年7月30日 (月)

ウェブ汚染社会

「ウェブ汚染社会」尾木直樹著(講談社+α新書)

ものすごいタイトルと表紙にひかれ、つい購入してしまった一冊です。テレビでよく拝見する尾木さんが、社会がWebで汚染されているとおっしゃる。ある意味Webで商売している私としては、「これは聞き捨てならない」ということで購入しました。同時に「教育評論家の先生が、急速に変化するWebについて語れるのだろうか?」という疑問もありました。

しかし読み出してみると、現在のWebサービスについて非常に良く調べていて、資料価値の高い本でした。

  1. 携帯電話を使い始めた年齢が早いほど利用する時間が長く依存傾向がある
  2. 携帯電話は通話の道具ではなく送信の道具になっている
  3. ネット依存と親子関係に相関関係がある
  4. メールによって友人との親しさが増したと感じる中学生が多い

など、注目すべき調査結果がいくつか掲載されています。特に2については、最近新聞で大きく報じられましたが、その先を行っていたわけです。データからの所感では、「IT化の進行が学生の対人恐怖症を強めている」など、証拠に乏しく、若干首をかしげたくなる内容もありますが、小中学生のネット利用率など注目すべきデータがたくさんあります。

また、本書で繰り返し述べられているのが、情報モラル教育の重要性です。同時に、それがまったく行われていないことに対する危機感が述べられています。教育関係者はもちろん、小中学生の子どもを持つ親にもぜひ読んでもらいたい一冊です。

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