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2007年8月20日 (月)

わかる!書ける!学習指導案

「わかる!書ける!学習指導案一太郎で研究授業の悩み解決!」藤村裕一編著(ジャストシステム)

久々に自社本の話題で恐縮です(笑)。この本は、主として若い先生がパソコンを使って指導案を書けるように、ということで企画し、出版しました。私自身、学生時代小学校での教育実習を経験していますが、このとき指導案ではずいぶん苦労しました。授業の流れはもちろん、何をどう書けばよいのかさえさっぱりわからなかったからです。
この本を読んで、若い先生たちが「指導案ってこう書くのか、指導案ならやっぱり一太郎だなあ」なんて思ってもらおうと考えていた(つまりソフトの宣伝)のですが、実際にはほとんど一太郎の説明は入りませんでした(号泣)。

理由は、一太郎の使い方を掲載する余地がなかったからです。指導案を考えることは授業を考えることそのものであり、このことをわかりやすく、きちんと書くのは、想像以上に大変でした。「そんなのあたりまえだよ」と、ベテランの先生はおっしゃると思いますが、企画当初の私は、「若い先生は、指導案の形式を整えることを望んでいるのだ」と考えていました。

この考えを見事に打ち砕いてくれたのが、編著者である藤村裕一先生。現在は鳴門教育大学准教授ですが、もともとは社会科がご専門の小学校教師。しかもかなりスパルタ式の社会科教育研究会(北日本の某地域)で学ばれたそうで、厳しいのです。執筆者の原稿は、毎度原形をとどめぬほどに修正されました。「児童の思考の流れを記述」「ゴールが明確な問題解決型の授業に」といったキーワードを軸に、何度も編集会議を重ねました。

こうして内容がよくなったとしても、難しく書かれていてはだれも読んではくれません。執筆の先生方はもちろん、校閲を手伝ってくださったM先生、リライトしてくれたテクニカルライターのTさんのおかげでずいぶんわかりやすい本に仕上がりました。ここまで具体的に指導案の書き方を書いた本は、意外とありません。さらに、おまけとして充実のCD-ROM(指導案のテンプレート・指導案用のATOK辞書・指導案に使いやすいイラスト集)まで付いています。

指導案とは、つまるところ企画書です。企業では、すぐれた企画が書ければ、たとえ実行において失敗があったとしても容易に検証することができます。授業も同じではないでしょうか。これから校内研等で指導案の書き方を話題にされるようでしたら、この本を一読されることをお薦めします。そしてご感想やご批判をお寄せいただければ幸いです。

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