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2007年12月13日 (木)

サンタクロースってほんとにいるの?

「サンタクロースってほんとにいるの?」暉峻淑子:文 杉浦範茂:絵(福音館書店)

クリスマスのアドベントカレンダーもそろそろ中盤にさしかかってきて、サンタさんの話題が出る家庭も多いのではないでしょうか。この本は、そんなご家庭にお薦めしたい一冊です。
今年みなさんのご家庭に、サンタクロースは来るでしょうか。お子さんが、小学校の低学年くらいになると、同級生の中には「サンタクロースってさあ、ほんとはパパか、ママなんだぜ」なんて言い始める子が出てくるものです。それまで信じていた子も、「え?そうなの」なんて、不安に思うことでしょう。

実際、サンタクロースがいるか、いないか、というのは、昔から子どもたちにとって大問題です。この話題を取り上げた本で、もっとも歴史があるのは、「サンタクロースって、いるんでしょうか?」(偕成社)という絵本だと思います。サンタの存在に疑問を持ったニューヨーク在住の女の子が、サンという新聞社に質問の手紙を出し、新聞社は、社説で女の子に答えるのですが、その回答が上記の本です。約100年前のお話だそうです。

この本もよいのですが、私が、こちらの本をお薦めしたいのは、子どもへの答えが、教条的でも理屈っぽくもないところです。宗教色さえありません。クリスマスの話題に宗教色がない、というのは、ある意味皮肉な感じもしますが、日本のクリスマスにもともとほとんど宗教色などないのですから、当然といえば当然です。
だいいち、この本は、福音館から出ている児童雑誌「かがくのとも」の傑作選です。つまり、サンタクロースがいる、ということについて、「かがくてき」に説明しているのです。質問するのは子ども、答えるのはお父さんです。この答えの中身と、杉浦さんのイラストがなんともあたたかく、「サンタクロースはいるのだ」と実感できるようになっています。

本のことばは、本当に短く、イラストも印象的なので、あえて内容は一切引用しません。サンタの存在を疑い始めたお子さんがいる家庭、サンタの存在を信じたい方に、ぜひおすすめします。定価も880円(私が持っている版は700円ですが)たいへん良心的な価格です。

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