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2008年2月 4日 (月)

仕事ができる人の実践言葉力

「仕事ができる人の実践言葉力」(日経ビジネスAssociéムック)

「自分の使う言葉をなんとかしたい」と考えるビジネスマンは、ことのほか多いようで、言葉に関するビジネス書は本当に星の数ほど出ています。しかし、やはり星の数ほど出されているダイエット本といっしょで、読んだことがすぐできるのなら、そんな楽なことはありません。
そんな中、「言葉の力を上げるのは、その人にあったきっかけでしょう」というわけで、様々な事例を原則見開きで掲載しているのが、この本です。

この本は、いわゆる「ムック本」というやつで、書籍と雑誌の中間のような位置づけです。日経ビジネスAssocie'(アソシエ)という雑誌で、取り上げた言葉に関する記事をまとめ、さらに新しい情報を付加して一冊にした、という感じでしょうか。「なんだよ、手抜きだな」と感じる人もいるかもしれませんが、一般のビジネス書と比較して次のようなメリットがあります。

  1. なんといっても価格が安い(838円+税)
  2. もともと雑誌記事なので読みやすい
  3. 情報量が豊富

「言葉についてちょっと考えたい」という人にとっては、単行本の購入は、リスキーでしょう。自分の考えや感覚と合致していれば、安い買い物ですが、そうでない場合、ムダな出費となってしまうからです。その点、ムック本なら事例が多いし、多面的に書かれているので、良いアイディアに出会える確率は高まります。

さて本書は、「言葉力」と打ち出しているだけあって、単に書き方や話し方を説明しているわけではなく、「会話の楽しみ方」「顧客を不安にさせない商談」「クレームへの対処法」といった形で、幅広く話題にしているのが特徴です。しかも、語っている人がビジネスマンばかりでなく、水泳の平井コーチや、ソムリエの田崎さん、アナウンサーの石川さんなど多岐にわたっていて、それぞれ含蓄のある言葉論を展開しています。
Shimen また表現方法にも特徴があります。これは日経ビジネスアソシエという雑誌の特徴なのでしょうけれど、1つの話題を原則1見開きで完結。話題中のキーワードは大きくポイントアウトし、だれの言葉かが一目で分かる誌面デザインになっているのです。ですからきちんと読まず、ページを眺めただけでも、一定の情報が得られるようになっています。これはすばらしい工夫です。

アソシエのムック本は、他にも「実践心理テクニック」「文章&書類術」といったものが発刊され ています。今回紹介した「実践言葉力」は、最新のムックですが、参 考になる記事が多い一冊といえます。ぜひご一読を。

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