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2008年3月20日 (木)

日本人のはまる健康の落とし穴

みんな怪しい!日本人のはまる健康の落とし穴」(別冊宝島)

このブログのイラストは、実は私の似顔絵でして、ご覧の通り典型的なメタボ体型です(苦笑)。今年4月からメタボ検査が導入され、引っかかると改善命令が出されるとか。こうなると、さすがの私もちょっと不安になり、健康食品やサプリメントにでも頼りたい気持ちになってきます。
ですが、今世の中で騒がれている健康食品や健康法は、本当に健康になるのでしょうか。本書は、そうした動きに、ちょっと警鐘を鳴らす一冊です。

別冊宝島は創刊以来、世の中の風潮に一石を投じ、別な視点から主張する、という編集を行ってきました。創刊は1976年だそうです! 雑誌と単行本の いいとこ取りをしたような本で、1つのテーマについて、複数のライターが取材し、1冊に仕上げるというスタイルを取っています。この2月で創刊1500号を迎えたそうで、その特集号も出版されています。

私も90年代はよく購入していました。正直、現在も出版されているとはつゆ知らず、先日書店の店頭で見かけて、懐かしくて購入した次第です。とはいえ、購入したのは懐かしさからだけではありません。興味深い記事がたくさんありました。

本書は6つの章で構成され、その中にいくつかの記事があるのですが、各章のタイトルも記事のタイトルも衝撃的で、興味をそそるものになっています。

第1章 ほんとは怪しいからだにいいこと
 ・一日分の野菜なんて取れない野菜ジュース
 ・トクホの安全基準は不安がいっぱい

第2章 スポーツで死ぬ
 ・ゴルフ中に突然死する中高年
 ・実は恐ろしいジョギング

第4章 「がん」になる前に知っておきたいこと
 ・人気のプロポリス。日本でだけ高い理由
 ・「抗がんサプリの信頼性」を検証
第6章 そうだったのか健康の常識
 ・ドロドロ血液・サラサラ血液「操作」は簡単
 ・乳製品をたくさんとる北欧で骨折が多いわけ

記事は、それぞれ図版や写真が多くて見やすい上、原則見開きで完結するよう工夫されています。以前の別冊宝島は、もう少し読ませる構成でしたが、これも時代の流れでしょう。書籍サイズがA5からB5へ大きくなったのに、非常に文字が少なくなりました。しかし文字が少なくても、記事のまとめ方がうまいので、とても楽しく読めます。

巻末付録のような形で付いている「あやしい『健康用語』事典」も非常に興味深い企画です。「辞典」ではなく「事典」であるところがポイント。

【宿便】→腸にへばりつく便はない
【セルライト】→エステ発のもみだし幻想

どうです。タイトルを見るだけでも読んでみたくなりませんか。もちろん、この本にDiet書いてあることをまるごと信じてはいけないと思いますが、参考情報としては有意義です。
さらに大切な情報があります。それは1冊650円という価格。これだけの情報量でこの価格はお得です。

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