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2008年8月

2008年8月25日 (月)

空想科学読本6

「空想科学読本6」柳田理科雄著(メディアファクトリー)

子どもの頃、ヒーローの変身や必殺技に心ときめかせた人は多いでしょう。私も中学校の頃、某野球漫画に影響されて、「スカイラブ投法」「ジャコビニ流星打法」なんてやってました。とはいえ当時の私でさえ、そんな打法や投法が実際にできるなど、もちろん思っていませんでした。

なのに本書は、そうしたアニメや漫画の設定を「科学的」に「分析」し、実現の可能性に言及しています。帯に小さく「夢を壊してベストセラー」と書いてある通り、ある意味作品を冒涜する作業なのかも知れません。しかし私は、非常に楽しく読めましたし、参考になりました。

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2008年8月21日 (木)

著作権という魔物

「著作権という魔物」岩戸佐智夫著(アスキー新書)

本書を書店で見つけたときは、少なからずどきっとしました。タイトルもどぎついですが、帯には

現行の「著作権」は日本を滅ぼす

と書いてあります。政府も財界も、こぞって「これからは知的財産立国を目指す」と言っていたのに、その根幹をなす法律が「国を滅ぼす」と本書はいうのです。これはいったい、どういうことなのでしょうか。

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2008年8月18日 (月)

集中力

「集中力」谷川浩司著(角川Oneテーマ21)

谷川浩司さんといっても、知らない人は多いかも知れません。今から30年以上前、中学2年生でプロになり、21歳の時に史上最年少で、将棋界の最高位である名人のタイトルを獲得した方です。今は、羽生善治さんの方が有名かも知れませんが、私の世代では、やはり谷川さんがヒーローです。

夏休み、「将棋の本でも読もうかな」と本書を手に取り、奥付を見て驚きました。2000年に発行された後、版を重ねて2005年に第十版となっています。「これだけ読まれるからには、単なる将棋の本ではないはず」そう思って購入しました。

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2008年8月14日 (木)

なぜ毎日コンビニで買ってしまうのか?

「なぜ毎日コンビニで買ってしまうのか?」漆原直行著(マイコミ新書)

確かに通勤帰りや、出張の時、何とはなしにコンビニへ立ち寄ってしまいます。「ひょっとしてコンビニ依存症?」などと思っていたものですから、本書を見つけたとき、中身も見ずに買ってしまいました。「毎日コミュニケーション」が出している新書、ということにも興味があったからですが。

しかし実際は、コンビニエンスストアを経営的かつ経済的に解説した本でした。つまりタイトルに偽りあり、だったのですが、意外と楽しめました。

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2008年8月11日 (月)

谷川俊太郎 質問箱

「谷川俊太郎 質問箱」谷川俊太郎著(HOBONICHI BOOKS)

新聞や雑誌に「相談コーナー」ってありますよね。それらの中には、数十年続いているものも多いのではないでしょうか。たぶん、相談するのが好きな人、相談されるのが好きな人、相談を読むのが好きな人、それぞれたくさんいるからではないでしょうね。ちなみに私は、相談を読むのが好きな人ですhappy01

そんな私が書店でちょっと立ち読みして、たちまち気に入ってしまったのがこの本。本書は一般の人や有名人の質問に、谷川さんが回答していく、という構成なのですが、相談コーナーと同質の面白さがあります。

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2008年8月 7日 (木)

高校生のためのメディアリテラシー

「高校生のためのメディアリテラシー」林直哉著(ちくまプリマー新書)

「友だち幻想」という本と出会って、「ちくまプリマー新書」というシリーズの存在を知りました。挿絵は大きいし、ふりがなが数多く使ってあるので、てっきり中高生向けのシリーズかと思ったら、サイトを見るとそうでもないようです。

確かに面白そうなタイトルがたくさん並んでいます。今回はその中から本書を購入しました。現役の高校の先生が書いたメディアリテラシー教育の本、ということで興味を持ったからです。

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2008年8月 4日 (月)

いのちの食べかた

「いのちの食べかた」森達也著(イースト・プレス)

なんとも衝撃的なタイトルの本です。私たちは、植物か動物か、いずれにせよ他の生命をうばって、それを食料にしているのに、普段はあまり意識していません。そうした、いわば業を背負って生きている私たちについて、本書は、宗教的あるいは哲学的に説明しているのではないかと思いました。

しかし、その予想は良い意味で裏切られました。本書は、ジャーナリズム的視点で書かれた本だったのです。

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