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2008年10月

2008年10月30日 (木)

杉並区立「和田中」の学校改革

「杉並区立「和田中」の学校改革」苅谷剛彦・清水睦美・藤田武志・堀健志・松田洋介・山田哲也著(岩波ブックレット)

昨年まで、杉並区立和田中学校の校長だった藤原和博さんの著作は、このブログでもずいぶん紹介してきました。マスコミにも頻繁に取り上げられてきたこの学校の取り組みですが、実際のところ、教育成果はどうだったのでしょうか。

本書の著者陣は、藤原校長が着任した2003年から2005年までの3年間を中心に、和田中学校に張り付いて、「教育改革」の成果と課題を明らかにしようとしました。本書はその記録です。

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2008年10月27日 (月)

走ることについて語るときに僕の語ること

「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹著(文藝春秋)

本書は約1年前、発売とほぼ同時に購入しました。人気作家が初めて自分のことについて語ったエッセイ、という関心もさることながら、表紙や口絵に使われている、村上さんの走る後ろ姿の写真に惹かれたからです。背中やふくらはぎの筋肉は、完全にアスリートのそれでした。私も多少の運動経験があるので、これが生半可な運動で形成されたものでないことは、一目で分かりました。

この背中が「ノルウェイの森」などの恋愛小説や、「ねじまき鳥クロニクル」など、人間の内面を抉るような作品を創り出しているとはとても想像できません。とても興味を持って購入したのですが、最近まで「積ん読(どく)」状態でした。ずっと気にはなっていたのですが。

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2008年10月23日 (木)

祝!改訂増刷 「わかる!書ける!学習指導案」

「わかる!書ける!学習指導案」藤村裕一編著(ジャストシステム)

2006年4月に発行した本書が、8月に完売となりました。初版は5,000部も印刷したのに、2年ちょっとで完売というのは、教育書としてはすごいペースです。

すぐに増刷すべきところ、新しい学習指導要領が発表されましたので、その中身を反映して若干改訂したためにこの時期の発売となりました。

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2008年10月20日 (月)

あたらしい図鑑

「あたらしい図鑑」長薗安浩著(ゴブリン書房)

週刊文春に、5人の著名人が交替で書評を書く「私の読書日記」という人気コーナーがあります。以前ここで、俳優の山崎努さんが本書を紹介していました。具体的にどのような紹介文だったのか、恥ずかしながら忘れてしまったのですが、とても印象的な文章だったように思います。

山崎さんが絶賛する児童文学とはどんな作品なのでしょうか。早速購入し、一気に読み終えた今、とても幸せな気持ちになることができました。

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2008年10月16日 (木)

電車の運転

「電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ」宇田謙吉著(中公新書)

私は通勤に電車を使っていますが、これまで電車は、私にとってロボットのようなイメージでした。人間が運転してくれているのだ、という感覚がなかったのです。だから、数分の遅れにもいらいらしましたし、ガクンと衝撃を受けるようなブレーキには怒りさえ覚えていました。

けれども、本書を読んで考えが変わりました。電車は、運転士や鉄道会社の大変な努力によって運行されているのだということが、理解できたからです。圧倒的な迫力の文章と実直さ一本槍の鉄道写真にも惹かれました。

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2008年10月14日 (火)

身近な基準と単位大百科

Kijun 「身近な基準と単位大百科」(株式会社アントレックス)

先日出張に出かけた際、不覚にも読む本を忘れまして、地元の古本屋に入ってみました。そして見つけたのが本書。これを買おうと決めたのには、いくつか理由があります。
もちろん、基準や単位についてのウンチクが嫌いでない、というのが大きいですが、それ以外にも、注目すべき点がいくつかありました。

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2008年10月 9日 (木)

落語の国からのぞいてみれば

「落語の国からのぞいてみれば」堀井憲一郎著(講談社現代新書)

堀井さんと言えば、週刊文春の人気コラム「ホリイのずんずん調査」が有名です。何でも実際に数えてみる、測ってみるという実地主義が売りのコラムで、もう10年以上続いているのではないでしょうか。調査対象も調査手法も独自なので、私は密かに尊敬していました。
一方で、年間400席以上の寄席や落語会に足を運ぶ、希代の落語通としても有名です。そんな落語通の堀井さんが書いたのですから、さぞや楽しい落語の本だろうと思ったのですが、その予想は良い意味で大きく外れました。

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2008年10月 6日 (月)

図解雑学 社会心理学

「図解雑学 社会心理学」井上隆二・山下富美代著(ナツメ社)

私は時々、本を読む目的ではなく見る目的で購入することがあります。書籍の内容(中身)よりも、ページ構成や説明の仕方、ページデザイン等、本の作りを参考にしたくて購入するのです。本の作りを分析的に読むと、本作りだけでなく、企画や文章力の向上に寄与することもあります。

本書はまさに、そうした目的で購入しました。つまり、社会心理学に興味があったわけではなく、次の商品に同梱していくマニュアルの説明方法の参考にしようと考えたのです。しかし、見ていくうちに、内容も結構面白いことに気づきました。

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2008年10月 2日 (木)

調べる技術・書く技術

「調べる技術・書く技術」野村進著(講談社現代新書)

文章を書くことに関する本は、これまで本当にたくさん読んできました。実際、書店には、ビジネス書のコーナーを中心に「書くための指南書」が大量に積まれています。それだけ困っている人が多いからなのでしょう。

実際、私も困っているのでちょっとでも参考になりそうな本があれば、すぐ購入しています。本書もそうした発想で購入したのですが、予想した内容とは大きく違ったものの、大変参考になる、よい本でした。

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