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2008年10月14日 (火)

身近な基準と単位大百科

Kijun 「身近な基準と単位大百科」(株式会社アントレックス)

先日出張に出かけた際、不覚にも読む本を忘れまして、地元の古本屋に入ってみました。そして見つけたのが本書。これを買おうと決めたのには、いくつか理由があります。
もちろん、基準や単位についてのウンチクが嫌いでない、というのが大きいですが、それ以外にも、注目すべき点がいくつかありました。

まず、「ファミマコンテンツ」というシリーズで出されていることです。どうやらファミリーマートで販売するために企画された書籍のようで、ネットで検索すると、他にもこのシリーズのFamima 本が見つかります。確かに、定価も580円ですから、コンビニで見かけたらちょっと買いたくなるような本です。
次は、ブックカバーがリバーシブルということです。左の写真は、本の裏表紙なのですが、下の方に「このブックカバーは裏面もご使用いただけます」と書いてあります。コンビニでは、書店のようにカバーを付けてくれませんから、このようなアイディアが施されているのでしょう。しかもこのアイディア、意匠登録されているようです。
最後に極めつけは、著者名も発行日も書いてないことです。著者名のない本というのは、たまにありますが、発行日がない本というのは、私は初めて見ました。きっと、発行日を書いてしまうと、1年ほど経過したとき、古い商品に見えてしまうので、それを恐れたのでしょう。コンビニでは、あらゆる商品が「鮮度が命」という考え方で管理されていますから、理解はできます。しかし、情報には、時間の情報というのは必須ではないでしょうか。発行年月日を書かないというのはどうかなあ、と思います。

とはいえ、内容的には結構面白いです。すべての中身は見開きで解説されており、解説を補うコラムもあります。基準の解説項目には、次のようなものがありました。

  • ヤクルト1本の量はなぜ65ミリリットルなの?
  • なぜビールの王冠のギザギザは21なの?
  • A4版の紙が210mm×297mmである根拠は?
  • 薬の用法ではなぜ15歳からが大人なの?
  • 学校に25mプールが圧倒的に多いのはなぜ?

このうち、ビールの王冠の話は結構論理的で面白かったです。こうした問いの答えは、おそらくWebで検索すれば見つかるでしょう。でも、こうしてまとまった問いを立てること自体に価値があるように思います。たとえば学校のプールなんて、疑問の対象にすらなりませんでした。

それから単位についての話も面白かったです。欧米でよく使われている「ガロン」という単位が、実はヨーロッパとアメリカでそろっていない、という話題は、本当にビックリしました。

古本屋さんも、定期的に訪問してみると、こうしたユニークな本に出会えるものだと実感しました。

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