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2008年11月

2008年11月27日 (木)

シューカツ!

「シューカツ!」石田衣良著(文藝春秋)

「就活」のシーズンがやってきました。朝の地下鉄では、着慣れぬリクルートスーツに身を包んだ大学生を数多く見かけます。本人たちは、とても大変な思いでいるのでしょうけれど、私のようなおじさんにとっては、まぶしい風景です。階段を駆け上がる後ろ姿に、思わず「がんばれよ」とつぶやいてみたりします。

本書は、そうした就職活動に身を投じた、大学3年生たちの物語です。

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2008年11月24日 (月)

僕の妻はエイリアン

「僕の妻はエイリアン 『高機能自閉症』との不思議な結婚生活」泉流星著(新潮文庫)

「自閉症」ということばを最初に聞いたのは、学生時代だったでしょうか。その当時は、うつ病や引きこもり状態、というような意味で使われていたような気がします。現在では、それは間違いで、先天的な器質障害とする考えが主流のようです。けれども百科事典などの説明を読んでも、具体的にはよくわかりませんでした。

本書は、サブタイトルにある通り、高機能自閉症の奥さんとその夫のお話です。これを読んで、この障害に関する理解がずいぶんと進みました。

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2008年11月20日 (木)

俳優になりたいあなたへ

「俳優になりたいあなたへ」鴻上尚史著(ちくまプリマー新書)

全国の中学校・高校では「職業指導」といって、職場体験をしたり、OBを招いたりして、職業に対する意識をもってもらうための授業がなされているそうです。かくいう私も、先日徳島県内の高校で、商品企画の仕事についてお話しさせていただきました。自分の仕事を説明するというのは、なかなか難しい作業です。

本書も、おそらくそうした目的で使ってもらうために企画されたのでしょう。これ以上普通でわかりやすい題名はありません。しかし、中身は普通ではありません。さすがは鴻上さん、なかなか魅力的な手法で「俳優になる方法」を説明しています。

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2008年11月17日 (月)

外国語学習の科学

「外国語学習の科学──第二言語習得論とは何か」白井恭弘著(岩波新書)

「何年も英語を勉強しているのに、なぜ身に付かないのか」というのは、多くの日本人が一度は抱いたことのある疑問でしょう。私もそうでした。そのためでしょうか、電車に乗ると、必ず英会話学校の広告がありますし、ウエブサイトでもよく見かけます。

けれども、それらの広告をよく見てみると、実に様々な方法論が展開されています。いったいどの方法が正しいのでしょうか。

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2008年11月13日 (木)

野村ノート

「野村ノート」野村克也著(小学館)

著者の野村さんは、言わずと知れた東北楽天ゴールデンイーグルスの監督です。当初本書を見かけたときは、タレント本のようで、あまり読みたいとは思いませんでした。しかも、テレビで見る野村監督は、愚痴ばかりでなんだか怖そうでもあります。

ところがあるとき、野村監督のインタビューを聞くことがあり、人材育成に関する発言に、かなり共感できる部分がありました。しかも本書は、2005年に発行されてから、すでに14刷(私が購入したのは9刷)となっています。きっと良い本なのだろうと思い、本書を読んでみることにしました。

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2008年11月10日 (月)

バカ日本地図

「バカ日本地図 全国のバカが考えた脳内列島Map」一刀著(技術評論社)

私は、毎週およそ2~3冊の本を読みます。これだけ読んでいると、毎度面白い、というわけにはいきません。「ひどくつまらない」「納得できない」というはたびたびです。それでも、これまでこのブログでは、基本的にお薦めの本のみを取り上げてきました。

しかし本日は、本当にくだらない本を紹介します。「くだらないなら紹介するな!」という方は、どうか続きは読まないでくださいhappy01

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2008年11月 6日 (木)

公立小学校の挑戦

「公立小学校の挑戦 「力のある学校」とはなにか」志水宏吉著(岩波ブックレット)

先週このブログで紹介した「和田中」の学校改革では「エスノグラフィー」という調査手法が使われていました。本書も同様の手法で調査しています。調査対象となったのは、大阪府松原市立布忍(ぬのせ)小学校。著者の志水さんが、学校に張り付いて観察と関係者へのインタビューを行っています。

「和田中」とはまったく違うアプローチながら、学力向上という同じ果実を得ている、という点で、非常に面白いと思いました。

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2008年11月 3日 (月)

仙台、言葉の幸。

Sendai 「仙台、言葉の幸。 せんだい現代文学案内」仙台文学館編(仙台文学館)

先日新宿のJ書店で、「ふるさと文学散歩」という企画をやっており、本書を見つけました。発行は、仙台文学館。文学案内と観光案内をミックスさせたような、面白い本でした。

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