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2008年12月29日 (月)

人はどうして痩せないのだろう

「人はどうして痩せないのだろう」米山公啓著(集英社文庫)

ご覧の通り、私はメタボですweep。秋に行われた会社の健康診断では、人生最悪の結果を受け取りました。まあこれでも痩せようと努力しなかったわけではありません。実際、今年は夏前から1日1万歩歩くことを自分に課して、順調に成果を上げていました。ところが、結果を記録していた表計算ファイルを誤って消してしまってから、すっかり意欲を失ってしまい、体重は元に戻ってしまったという苦い経験があります。

そんな経験にうちひしがれていたとき、書店で見かけたのが本書です。お医者さんが書いたダイエット経験本ということで、よく売れているらしく平積みになっていました。

著者の米山さんは、神経内科の医師の傍ら、作家もなさっているということで、健康法に関する講演が少なくないとのこと。「紺屋の白袴」じゃまずいということでダイエットに挑戦してみたのだそうです。目次をみると、様々なダイエット法が書いてあり、その体験談が、毎日記載されているという面白さで購入を決めました。読んでみると予想以上に面白かったです。まずはその目次を紹介します。

  • 第1章 ウオーキング・ダイエット
  • 第2章 キャベツ・ダイエット
  • 第3章 Wiiダイエット
  • 第4章 チョコレート・ダイエット
  • 第5章 ジョーバ・ダイエット
  • 第6章 ビリーズ ブート キャンプ
  • 第7章 アーモンド・ダイエット
  • 第8章 ウオーキング・ダイエット

これらは、素人が闇雲に選んだ方法ではなく、医師である米山さんが医学的根拠に基づいて選んだ方法です。意識的に運動系と食事系のダイエットを交互に選び、「10kg減」を目標として、1か月1種類をノルマに続けたとのこと。これらの方法を、医学的知識に基づいて実行するわけですから、たいていうまくいきそうです。ところが当初のウオーキング・ダイエットこそ、めざましい成果を上げますが、それ以外は少しの成果に終わってしまったり、成果が不明に終わってしまったりしていました。

結局米山さんが、目標として設定した「10kg減」が、最終的に達成できたかどうかは、ぜひ本書をお読みいただくとして、私は、本書の価値は、ダイエット中の心の動きが記載されているということだろうと思います。むろん、「体重・体脂肪」など、ダイエットの成果を現す数値も記載されているのですが、くじけそうになる気持ちや、猛烈な食欲に襲われるところなどがとてもリアルです。それから、当初1~2か月の成功により「ああ、もう私は生まれ変わった」と、勘違いしてしまうところも、私の挫折経験と同じでした。

「ダイエット日記ならわざわざ買わなくても、そんなブログは山ほどある」とお考えの方もいるでしょう。しかし、素人の日記に説得力はありません。本書もケータイ雑誌に配信された記事が元に なっているそうですが、こうして本になると意味が違います。内容と著者プロフィールSouzou について集英社が保証しているわけですから。それから、本になっていると一気に読めるので、意識改革には役立ちます。そう、結局ダイエットとは意識改革なのです。しかも意識は、そう簡単には変えられません。本書を読んで、それがよく分かりました。

米山さんがダイエットに挑戦したのは、2006年の12月27日から2007年の8月5日まで。お正月 前というのは、ダイエット開始によい時期なのだそうです。まあ、それは分かるんですけどね。

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