« 日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか | トップページ | 【ご挨拶】これからはココログにてお願いします »

2009年8月28日 (金)

ブックブログで学んだこと

Hondana このブックブログは2007年4月24日 (火)に開始しました。こちらが最初の記事
「部長M」なんてふざけたネーミングでもおわかりの通り、当初は、1年くらい続けたら止めるつもりでした。私自身、まめな性格でもありませんし、一つのことをこつこつ続けられるタイプではありませんから、いずれにせよ続けられないだろうとも思っていました。
けれども実際には、本日で2年4か月、記事数は全部で266、紹介した書籍は250冊以上となります。我ながら良くやったなと思います。

続けられた理由は、大きく二つあるような気がしています。一つは、読者の方から「いつも読んでます」と、励ましの言葉をいただいたこと。もう一つは、本を読むのが上手になった実感が持てたことです。

文章を書いているのに読むのが上手なる、というのは、もしかするとご理解いただけないかもしれません。けれども読んだ本の記事を書くことは、間違いなく読むことに影響します。
それはまず読む回数が増えること。1回読んだだけで紹介が書ける人もいるとは思いますが、私の場合は、最低2回は読みます。本によっては、3度、4度と読み直しました。これを続けて行くと、書く時のことを考えながら、構造的に読むことができるようになるのです。筆者がどういう 構成で伝えようとしたのかを容易に受け取れることはもちろん、章と章で矛盾している場合も、たちどころにわかるようになりました。
それから批判的に読めるようになりました。これは批難するのではなく「こういう説明はうまいなあ」とか「この表現は体験した人ならでは、だな」とか「この記述は余分じゃないの」といったことです。つまり、書く側の意識で読んでいると言うことですね。そうしようと思っているわけではないのですが、自然にそうなってしまいます。

以前、国語教科書の編集をしていた時、「読むことと書くことは一体です」なんて、指導書などに平気で書いていました。いま考えれば真にお恥ずかしい限りです。何もわかっていなかったのですから。ポイントは、「書く」「読む」という行為が連携しているのではなく、それをしているときの意識が連携しているということなのです。ここを説明しなければ、「一体です」なんて言っても空疎なだけなのに、当時の私はまるでわかっていませんでした。

それでも、多少なりとも教育に関わってきた者として、こうしたことに気づけたことは良かったなあと思います。先生と違って現場を持たない我々は、教育製品を作る時、よく「先生のご意見を聞きました」と言います。けれども、その製品は先生が望むものになっていないことがよくあります。
これは、先生のお話を理解する基盤、つまり教育の経験がないことが原因だと思うのです。だから自己研鑽も含めて、社会教育の経験というのは、大切だなあと思います。自分の経験に引き寄せて考えるのが、もっとも理解できますからね。

Go_kyu さて、このように重要な経験をさせていただいた、教育製品の企画という仕事から、このたび離れることになりました。正確に言えば、7月1日付で、すでに離れています。それゆえ教育製品の販促サイトという位置づけであるこのブックブログも、終了しなければなりません。本当ならば7月時点で終了すべきだったのですが、下書きレベルで書きためていた記事もあり、ここまで引き延ばしてしまいました。
入社以来一貫して教育製品に関わって参りましたので、今回の業務変更にはいろいろと思うところもございますが、それは宮仕えの身、今は張り切って新しい業務に取り組んでおります。みなさまには、つたない文章をご覧いただいたことをお詫びするとともに、ここまでおつきあいくださったことに感謝いたします。
ありがとうございました。

|

« 日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか | トップページ | 【ご挨拶】これからはココログにてお願いします »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29188/46050442

この記事へのトラックバック一覧です: ブックブログで学んだこと:

« 日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか | トップページ | 【ご挨拶】これからはココログにてお願いします »