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2009年9月

2009年9月28日 (月)

13歳から学ぶ日本の貧困

「13歳から学ぶ日本の貧困 日本をむしばむ“貧困”が60分で見えてくる」宇都宮健児著(青志社)

日本の貧困問題については、以前阿部さんの「子どもの貧困」を紹介しました。同書では、政治の問題とともに、貧困に対する一般市民の認識の問題が指摘されていたことが印象に残っています。本書はおそらくそうした問題意識から企画されたものでしょう。貧困問題について、中学生でも考えられるように編集されています。

著者は弁護士の宇都宮さん。長年消費者金融の被害と闘い、いわゆるグレーゾーン金利の撤廃に尽力された方です。現在は東京大学で貧困を教えながら、「年越し派遣村」などの活動を支援するなど、反貧困の活動をされています。

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2009年9月26日 (土)

日経サイエンス(2009年11月号)

「日経サイエンス2009年11月号」日経サイエンス社

ついに私が住んでいる神奈川県でも、学級閉鎖や学年閉鎖となる学校が増えてきました。学校閉鎖となった高校もあるそうです。先日もインフルエンザに関する書籍をご紹介しましたが、なにしろこのウイルス、新型だけに謎の部分がたくさんあります。最新の情報を得るには雑誌が一番です。それも、正確な情報を得るためには科学雑誌、ということで、私が定期購読している日経サイエンスの最新号から「新型インフルエンザ本当の怖さ」という記事をご紹介します。

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2009年9月24日 (木)

私たちのケータイ、ネットとのつきあい方

中学生が考える 私たちのケータイ、ネットとのつきあい方」大山圭湖著(清流出版)

「情報モラル教育」が新学習指導要領に明記されたからか、このところ関連本が数多く出版されているように感じます。このブログでも比較的多く取り上げてきました。これまでそうした本を書いてこられたのは、学者にしても学校の先生にしても、技術的知識をお持ちの方ばかりでした。

ところが本書の著者大山さんは、どちらかといえばパソコンが苦手な方。なのに中学生とケータイについて本をお書きになりました。それだけでもどんな中身なのか興味が湧きませんか。

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2009年9月21日 (月)

何がどうして

「何がどうして」ナンシー関著(角川文庫)

ナンシー関さんをご存じでしょうか。消しゴム版画家またはテレビ評論家として非常に有名な方です。有名人の似顔絵版画とともに繰り出される辛口の評論は、それまでになかったもので、高く評価されていたと記憶しています。

先日古書店で本書を見つけ、読んでみることにしました。10年も前に発行された本ですが、論評はまったく古くなっていません。

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2009年9月18日 (金)

おまけの話

Omake 「おまけの話」重松清著

といってもこれは、書籍ではありません。昨日ご紹介した「よいことわるいことってなに?」についていた付録です。この本の監修をしている重松さんが書いた、小さな物語が掲載されています。表紙もいれてたった12ページの本なのですが、とても考えさせられる内容でした。

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2009年9月17日 (木)

よいこととわるいことって、なに?

こども哲学 よいこととわるいことって、なに?」オスカー・ブルニフィエ文・クレマン・ドゥヴォー絵/西宮かおり訳/日本語版監修:重松清(朝日出版社)

本書は「こども哲学」というシリーズの第1巻。とはいえ発刊の辞を見ると、「自分や人生について本気で語り、考えたい人のための本」となっています。つまり子どもだけでなく大人にも読んで欲しいということでしょう。それがお題目でないな、と思えるのは、本書で設定されている巧みな問いかけと、美しく含蓄のあるイラストのおかげです。

「よいこととわるいこと」を考える軸として、以下の6つの問いが立てられていて、それぞれ「ルール」「やさしさ」「ききわけ」「ことば」「自由」「思いやり」のテーマが設定されています。

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2009年9月15日 (火)

ブログ引っ越しは意外に難しい

Track先週ココログへの引っ越しをすべて終了しました。正直非常に疲れまして、本当に「やっと終わった」という感想です。ブログには移行ツールというのがあるため、当初は軽く考えていたのですが、意外と大変でした。

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2009年9月14日 (月)

寺よ、変われ

「寺よ、変われ」高橋卓志著(岩波新書)

今や世の中のあらゆる分野で「改革」が叫ばれています。政治改革・教育改革・経営改革などなど…。いまやその言葉を新聞やテレビで見かけぬ日はないほどです。けれどもそれらの言葉からは、自分を埒外において、安全地帯からもの申しているような評論家臭が漂います。

本書は、いわばその対極に存在している本です。現役の僧侶が、日本の寺の現状を憂い、自らの体験を元にその「改革」の道筋を、具体的に主張しています。

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2009年9月10日 (木)

思考・発想にパソコンを使うな

「思考・発想にパソコンを使うな 「知」の手書きノートづくり」増田剛己著(幻冬舎新書)

新書ブームと言われて久しい昨今、近頃は「○○するな」という本が多いように感じます。本書もそのうちの一つ。
私にとって、文章生成はもはやパソコン抜きにはあり得ないのですが、著者の増田さんはそれを使うなとおっしゃる。いったいどういうことかと興味を持ちました。

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2009年9月 7日 (月)

新型インフルエンザ完全予防ハンドブック

「新型インフルエンザ完全予防ハンドブック」岡田晴恵著(幻冬舎文庫)

春に流行した新型インフルエンザは、「秋に流行復活か」などと言われていましたが、すでに全国的流行の様相を呈しています。マスコミでは「死者発生!」など結果に関する報道は多いものの、その感染の仕組みや脅威の理由、感染防止の方法や罹患後の対処方法など、私たちにとって本当に必要な情報は非常に少ないように思います。
それで新型インフルエンザに関する本を読んで、ちゃんとした知識を身につけようと思いました。

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2009年9月 4日 (金)

書影について

昨日ご紹介した「考える心のしくみ」は、心理学会にて北大路書房の方から直接購入した本です。割り引いていただいたのは嬉しかったのですが、カバーがないために悲劇が起こりました。表紙に傷を付けてしまったのです。出張鞄に、押し込んでいたのが原因でした。こうなると、撮影することができません。
違う本を紹介しようか、それとも本を買い直すか、はたまたネットから画像をパクってくるか…

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2009年9月 3日 (木)

考える心のしくみ

「考える心のしくみ カナリア学園の物語」三宮真智子著(北大路書房)

以前「人についての思い込み」という本を紹介しました。本書はその本と同じ「心理学ジュニアライブラリ」というシリーズの本です。これは中高生向けのシリーズではありますが、大人にとっても心理学への入門書になりうるのではないでしょうか。

本書が解説しているのは「本当の賢さとは何か」ということ。昨今教育界では、考える力とか、判断する力といった言葉が飛び交いますが、はたしてそれらは、どれだけ合意された言葉なのだろうかと思います。本書は、そうした議論の際、指針の一つになるのではないかと思いました。

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