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2009年9月18日 (金)

おまけの話

Omake 「おまけの話」重松清著

といってもこれは、書籍ではありません。昨日ご紹介した「よいことわるいことってなに?」についていた付録です。この本の監修をしている重松さんが書いた、小さな物語が掲載されています。表紙もいれてたった12ページの本なのですが、とても考えさせられる内容でした。

舞台は電車の中。それぞれさまざまな事情を抱えた、4人の少年少女が登場します。こどもたちは常に座席に腰掛けているのですが、そこへ…といったストーリー。それぞれの場面で、どんなことをすれば良かったのか、あるいはしなければ良かったのかを考えさせてくれるのです。結びの方の言葉をちょっとだけご紹介しましょう。

「世の中」という名前の電車に乗り合わせた乗客だ、ぼくたちは、誰もが。(中略)「正しさ」は乗っているひとの数だけある。でも、それは必ずしも「ほかのひとの正しさ」とは一致しない。
あなたの「正しさ」はどこにある? そして、それは誰の「正しさ」と衝突して、誰の「正しさ」と手を取り合っているのだろう。

小さいけれど、とても気の利いたおまけだと思いました。「子ども哲学」シリーズでは、毎号巻末に、このようなおまけの物語を付録でつけているようです。本冊と付録とを併せて読めば、きっと新たな視点を身につけることができるでしょう。

付録も含めてお薦めの一冊でした。

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