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2009年11月

2009年11月30日 (月)

学ぶ意欲の心理学

「学ぶ意欲の心理学」市川伸一著(PHP新書)

以前「やる気はどこから来るのか」という本をご紹介しました。意欲は、意志の力よりも、心理的要因によるところが大きい、といった内容の本です。この分野が非常に興味深かったことから、もう少し詳しく知りたいと思って購入したのが本書です。

意欲に関する本が数ある中で、本書に決めた理由は2つあります。一つは、2001年初版の本書が、私が購入しようとした時点で第8刷(2008年)になっていたからです。これだけ短期間で刷りを重ねるのは多くの人が読んでいるということ、つまり良書であると想像できます。もう一つは、冒頭の記述に興味を持ったからです。次のように書いてありました。

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2009年11月26日 (木)

アニメーションの世界へようこそ

カラー版 アニメーションの世界へようこそ」山村浩二:著(岩波ジュニア新書)

正直もうしまして、私自身、さほどアニメーションに興味があったわけではありません。書店の新書コーナーで立ち読みをしているとき、本書が目に留まったのです。新書には珍しく、カラーページがたくさんあることも驚きましたが、何よりその美しい絵とよくできた解説写真に心惹かれました。
ちょうど加藤久仁生さんが、「つみきのいえ」でアカデミー賞短編アニメーション賞を、日本人として初めて受賞していたこともあり、本書を読んでみることにしました。

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2009年11月23日 (月)

教える力、育てる力

「教える力、育てる力―一流スポーツ指導者の秘伝公開」(講談社MOOKセオリー

企業経営者の書籍やビジネス雑誌の中で、スポーツ指導者の指導法がしばしば紹介されます。なじみの深い指導者の言葉なら、わかりやすく、親しみやすい話になるから、という理由ももちろんあるでしょう。けれども、組織運営や人材育成で共通するから、という理由の方が大きいような気がします。

「なら、一斉に集めちゃえ!」ということでもないのでしょうけれど、本書は、一冊すべてが「スポーツ指導者の言葉」です。

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2009年11月20日 (金)

考えるシート

「考えるシート」山田ズーニー:著(講談社)

発想法や文章生成に関わる本は、ずいぶん発行されています。どんなに小さな書店でも、おそらく数冊は置いてあるでしょう。それくらい、多くの人が関心のあるテーマなのだと思います。このブログでもずいぶんご紹介して参りました。

そういう意味では、本書も、文章生成のための発想法について書かれた本です。けれども本書には、他の類書にはない(と、少なくとも私が思っている)決定的な特徴があります。

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2009年11月18日 (水)

ビッグイシュー日本版

Big_issue「ビッグイシュー日本版 第129号 特集:さあ日本のリュウに会いに行こう」(ビッグイシュー日本)

「ビッグイシュー(THE BIG ISSUE)」という雑誌をご存じでしょうか。私は、1年ほど前に週刊誌の記事でその存在を知りました。この雑誌、書店でもネットでも販売していません。むろん「無料誌だから」というオチではありませんよsweat01。特定の「場所」に出向いて購入する雑誌なのです。

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2009年11月16日 (月)

プロ論。

「プロ論。」B-ing編集部:編(徳間書店)

仕事、好きですか?」というのは、本書の帯に大きく書かれたメッセージ。「はい、好きです」と答えられる人が、世の中に何人いるでしょう。他ならぬ、自分自身はどうだろう、好きだとしたら、仕事が好きなのか、会社が好きなのか──たった一行の問いかけでしたが、ずいぶん悩んでしまいました。

帯に書かれた、この問いに対する答えは

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2009年11月13日 (金)

クリティカル進化論

「クリティカル進化(シンカー)論―『OL進化論』で学ぶ思考の技法」道田泰司・宮元博章:著/秋月りす:まんが(北大路書房)

以前ご紹介した「人についての思い込み」という本を通じて、「クリティカルシンキング」(以下クリシン)という考え方があることを知りました。思い込まないための一技法として紹介されていたのです。
この本の著者である吉田さんから、今回ご紹介する「クリティカル進化論」をご紹介いただきました。「クリシンの入門書として適切では」ということで。むろん、私にとっての入門書という意味ですが。

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2009年11月11日 (水)

著者の責任感

Bunshun書籍を出版するというのは、たいへん名誉なことである一方で、重大な責任を負うことなのだなと感じる出来事がありました。私が愛読している週刊文春の2009年11月12日号のコラムに、ご自身の著作に誤りがあったという内容が掲載されたのです。間違いの中身と、その発生の経緯が詳しく書かれていました。

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2009年11月 9日 (月)

中学生からの作文技術

「中学生からの作文技術」本多勝一:著(朝日新聞出版)

およそ文章生成に関わる仕事をしている人なら、本多さんの代表作「日本語の作文技術」はご存じでしょう。私も新入社員の頃、その本を読んだ記憶があります。とはいえ、「記憶があります」という程度ですから、当然私の中で血となり肉となってはいませんweep。小難しい印象だけが残っています。

近年、業務上文章生成について考えるようになって、一度読み直した方がいいなあとは思っていました。そんなときに出会ったのが本書です。「中学生向けならちょうどよいかも」と考え、読んでみることにしました。

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2009年11月 5日 (木)

そのとき歴史が動いた

「NHKその時歴史が動いたコミック版 信長・秀吉・家康編」NHK取材班編 (ホーム社漫画文庫)

ご存じの通り「そのとき歴史が動いた」というのは、NHKの教養番組です。歴史を掘り下げ、ドラマ仕立てで見せてくれるのが印象的でした。残念ながら今年で終わってしまったようですが。

その番組がまんが化されていることを、今回書店で本書を見つけ、初めて知りました。なにしろ長寿番組でしたから、「○○編」というのがたくさんあります。この中で今回は、もっともオーソドックスなところ、ということで「信長・秀吉・家康編」を買ってみることにしました。

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2009年11月 3日 (火)

大学 総力ワイド特集

Daigaku週刊ダイヤモンド 2009/10/31号 大学 総力ワイド特集」ダイヤモンド社

先週の週刊ダイヤモンドはご覧になりましたでしょうか。この雑誌の広告が電車の中吊りに出た時「ああ、またいつものやつね」と思い、さして気に留めませんでした。どこの大学から、有名企業や司法試験、公務員試験に何人受かっているとか、偏差値がどうしたとかという、週刊誌にありがちなネタだと思ったからです。

とはいえ、立ち読みしてちょっと考えが変わり、購入してみました。もちろん本誌にもそうした記事は掲載されていますが、それより大きな問題を指摘していたからです。

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2009年11月 2日 (月)

【内なる目】としてのメタ認知

現代のエスプリ 【内なる目】としてのメタ認知 自分で自分を振り返る」丸野俊一編集(至文堂)

メタ認知という言葉は、このブログでもときどき使いました。もともとは、学術用語なのでしょうけれど、近頃はビジネス雑誌でも目にするくらい一般的な言葉になってきたように思います。

この言葉の意味について、私は、「自分の行為や認識を高次で認知すること」と一応は理解しているつもりです。重要な視点であることも理解しています。けれども、現実場面をメタ認知という考え方でとらえようとすると、わからないことだらけなのです。この考え方を業務や製品に生かすことなど想像もできません。「何かいい参考書はないかなあ」と思っていた時、本書に出会いました。

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