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2010年2月19日 (金)

自分がわかる909の質問

「自分がわかる909の質問」サルバトーレ・V・ディダートPh.D.:著/渡会圭子:訳(宝島社)

「自分は○○な人間です」と説明する場合、○○にどんな言葉を入れても、なんだか嘘くさい感じがします。同様に、人から「あなたは□□ですよね」と言われる時、たとえそれが褒め言葉だったとしても、素直には喜べません。むしろ批判された方が納得できたりして。
ことほどさように、自分のことは自分ではわからないものです。昔から占いが一定の信頼を得ているのは、たぶんそういうわけでしょう。

本書は、臨床心理学者であるディダートさんが考案した性格診断テストです。全部で89のテストとその解説が書いてあります。

まず本書は、心理学特に性格分析について学んだ方にはあまりおすすめできません。おそらく既知のことばかりと思われるからです。けれども、私のように心理学の素人で、かつ性格分析を仕事や家庭で生かしたいと考えている人にはお勧めできます。その理由は以下の3つです。

  • 掲載されているテストが89(質問数909)と非常に多い上、テストのパターンがバリエーションに富んでいる
  • 恋愛感情や家庭生活、職場環境など、自分を把握するための状況設定が幅広い上、時には自分のいやな部分も明らかにしようとする
  • 89のテストには、配点と採点結果の読み解き方が簡潔に書いてある。さらにテスト全体の解説には、質問意図や学術上の背景などが示されていて興味深い

さすがに89ものテストがあると、中には正直「う~ん」なものもありましたが、おおむね楽しむことができました。仕事でも家庭でも十分活用できそうです。そして何より、本書は432ページもある分厚い本にもかかわらず、税込みでたったの1400円。かなりお得感があります。しかも、1回テストして終わり、というよりも、本棚に置いておき、折に触れて取り出す、という使い方が適していると思われますから、長くつきあえる本です。

最後に、私が「へぇ~」と思った質問のうち、一つだけご紹介しましょう。このテストは、結構私の思い込みを突いてきましたし、解説は質問ごとになされているので、とても参考になりました。

あなたはどのくらいティーンエイジャーの気持ちが分かっているでしょう。(中略)質問に「はい」か「いいえ」でお答えください。
oneほとんどの子どもは、両親にもっと寛大に接して欲しいと思っている。
two親が確固たる政治的見解を持っていると、子どもはそれに反発して反対の見解を持つようになる
three今のような自由な時代、若者はあまり親の影響を受けずに、思想や意見を形成する
four子どもは生まれつき、親を愛する力を持っている
five親がどんな仕事をしているかは、子どもへの接し方に影響する
six父親が強い個性を持っていると、その息子は社会的に成功する可能性が高い
seven野心的で社会的地位の高い人物の子どもは、将来の出世のために有利な立場にいる
eight若いとき、仲間より親と関わっていたほうが、将来、社会的に出世する可能性が高い
nine大家族で育った子どもの方が、自信があり友好的である
zero年長のきょうだいから学べるという利点があるため、末っ子は長子より賢い傾向がある

配点については、後日コメント欄に記載します。解説については、ぜひ本書をご覧下さい。

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コメント

すみません、配点については後日記事を書きました。
http://muratyan.cocolog-nifty.com/book/2010/09/909-e0e9.html

投稿: むらちゃん | 2010年10月 2日 (土) 12時06分

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