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2010年4月

2010年4月30日 (金)

電子書籍の衝撃

「電子書籍の衝撃 本はいかに崩壊し、いかに復活するか?」佐々木俊尚:著(ディスカヴァー携書)

最近の新書のタイトルは、過激なものや奇矯なものが多くなったように感じます。本書も最初書店で見かけたときは、「衝撃」なんて、大げさだなあと思いました。しかも値段を見たら1100円(税別)。9割方買うのは止めようと思ったのですが、どうにも電子書籍への興味が収まらず、つい購入してしまいました。
で、結果は大正解。確かに「衝撃」受けた本でした。

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2010年4月28日 (水)

「分かりやすい文章」の技術

「『分かりやすい文章』の技術」藤沢晃治:著(講談社ブルーバックス)

本書は以前ご紹介した「『分かりやすい表現』の技術」の続編です。(正確にはこの間に「『分かりやすい説明』の技術」という本が発行されています) もうずいぶん前に購入したのに、ちゃんと読まないまま放置していました。目次が本書のポイントになっているので、それを見ただけで読んだつもりになっていたのです。

最近人前でプレゼンテーションについて講演する機会があり、その資料作りの参考資料として、きちんと読んでみることにしました。

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2010年4月26日 (月)

祝!日経パソコン600号

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日経パソコン4月26日号(日経BP社)

先日自宅に届いた日経パソコンの表紙に、「600号記念特別企画」という文字が、とても控えめに書いてありました。雑誌の発行が長く続くと言うことは、それだけ多くの人に長く価値を認められていることの証拠ですから、通常は「記念特大号」などと、大書したり朱書きしたりするのが普通です。にもかかわらず、この地味な扱い。編集長のお人柄が偲ばれますconfident

さて、今回ご紹介しようと思ったのは、その「600号記念特別企画」が興味深かったからです。題して「パソコン興亡史」。

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2010年4月25日 (日)

ブックブログ3周年

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おかげさまで、このブックブログも本日(4月25日)で3周年となりました。みなさまのアクセス数だけを励みに今日まで続けることができました。
ありがとうございます。

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2010年4月23日 (金)

国語のできる子どもを育てる

「国語のできる子どもを育てる」工藤順一:著( 講談社現代新書)

以前テレビ番組で、本書の著者、工藤さんの主催する学習塾「国語専科教室」の様子を見たことがあります。塾なのに、国語しか教えないというスタイルもユニークなら、教え方もユニークでした。「ただ本を読むだけ」とか、「漫画を読んで作文を書く」とか。

番組では、教え方については軽く触れられていただけでしたから、常々もっと詳しく知りたいと思っていたとき、本書を知りました。なんと、直球のタイトルでしょう。帯の文章もふるっています。
はっきり国語力がつく

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2010年4月21日 (水)

新しいタイプの古書店

先日中国地方に出張した際、これまで見たことのないタイプの古書店を見つけました。発売後3か月以内の本なら、文庫でも新書でもコミックでも150円で買い取ってくれるというのです。確かに、店内には発売後間もない本が所狭しと並んでいます。しかも定価よりも安い値段で。
いわば「新しさをウリにする古書店」とでも言えるでしょうか。珍しさに駆られて、つい何冊か購入してしまいました。

そのうちの1冊が本書です。
「 『捨てる!』技術」辰巳渚:著(宝島社文庫)

いろいろな意味でユニークな本でした。

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2010年4月19日 (月)

マーケティングを学ぶ

「マーケティングを学ぶ」石井淳蔵:著(ちくま新書)

「マーケティング」という言葉を聞いて、みなさんは、どんな印象をお持ちになりますか。「合理的」「分析的」「理知的」「先進的」というポジティブなイメージでしょうか? それとも「役に立たない」「うさんくさい」「評論家的」といったネガティブなイメージでしょうか。

私自身は、商品企画の仕事をしているにもかかわらず、これまでどちらかといえば、後者のイメージを持っていました。ですから、どうして本書を購入してしまったのか、実はよく覚えていませんcoldsweats01。分厚い本ですし。
とはいえ、結果的には読んで良かったなあと思っています。マーケティングに対する偏見もずいぶん軽減されました。

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2010年4月15日 (木)

新書の編集について思う

Hhum

先日「科学文明に未来はあるか」の記事で、戦争体験と言論ということについて考えさせられたことについて書きました。そのこと自体は、もちろんとても大きな事でしたが、実はもう一つ考えさせられたことがありました。

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2010年4月12日 (月)

科学文明に未来はあるか

「科学文明に未来はあるか」野坂昭如:編著(岩波新書)

いま書店に行くと、毎週のように新刊が並んでいます。しかも店頭に並ぶのは、そのうちのごく一部だそうですから、本当に大量の本が新しく刊行されているわけです。これだけ多数出版されれば、当然興味の向きにあった本があるわけで、これまでの読書は、どうしても新刊中心になっていました。

そんなとき、書店の片隅で本書を見つけました。もう「科学文明」というタイトル自体が古めかしい感じです。発行年を見ると、やはり1983年でした。ところが扱っている中身や問題意識は、今でもまったく古くありません。むしろ今読む必要性を感じました。

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2010年4月 9日 (金)

飛びすぎる教室

「飛びすぎる教室 ─シミズ博士の雑談授業─」清水義範:著/西原理恵子:絵(講談社文庫)

本書は、以前もご紹介した「お勉強シリーズ」の最終巻。タイトルは、ケストナーの「飛ぶ教室」をパロディにしていることが明らかで、思わず笑ってしまいました。
これまでは、国語・算数・理科・社会をテーマにして、清水さんがわかりやすく解説して行く、という構成でしたが、今回はそうした教科的な背景はありません。敢えて言うなら「学校の先生が授業を脱線して話す雑談」と、清水さんは書いています。

とはいえ雑談と言うには、結構なボリュームと知的な刺激がありました。(もっとも、それがなければ商品としての書籍にはならないわけですがcoldsweats01)本書で語られている雑談は、次の通りです。

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2010年4月 7日 (水)

ニュースサイト有料化の話題から

Shinbun

今年の4月1日から、いろいろなことが変更になりました。主なニュースとしては、労働基準法の改正や、相模原市の政令指定都市への移行があります。
そんな中で私が注目したのは、日本経済新聞社のWebサイトが大きく変わったことです。非常に乱暴に言いますと、以下の3つの点が変わりました。

  1. ドメインが変わった(www.nikkei.co.jp →www.nikkei.com)
  2. ページデザインが変わった
  3. 記事の大半が有料になった

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2010年4月 5日 (月)

憑神

「憑神」浅田次郎:著(新潮文庫)

久々に時代小説を読んでみたいと思いまして、書店で何の気なしに手にしたのが本書です。村上豊さんの表紙絵と、裏表紙に書かれた紹介文が、なんとも楽しげな本であることを想像させます。

とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして感涙必至。傑作時代長篇。

紹介文は、こんな感じで結ばれていましたから、「こりゃきっと時代劇コメディだな」と想像し購入しました。けれども読み始めてみると、その想像は良い意味で大外れ。本格的な人間ドラマでした。

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2010年4月 2日 (金)

日本辺境論

「日本辺境論」内田樹:著(新潮新書)

すでに非常に多くの方が、本書の書評を書いてサイトにアップしていますから、何を今更という感じもしないではありません。それでも、あえてご紹介しようと 思ったのは、これまでこのブログで紹介してきたいくつかの本の主張が、本書によってかなり明確になったからです。一読して分かったような気になっていたそれらの本の主張に、本書が、かなりはっきりとした輪郭を描いてくれたのです。

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