« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

2010年8月30日 (月)

子どもが夢中で手を挙げる算数の授業

誰でもトップレベルの授業ができるDVD+BOOK 子どもが夢中で手を挙げる算数の授業 小学6年生(2)」横山験也:監修(さくら社)

小学校では、来年から教科書が変わり、正式に新しい学習指導要領での学習がスタートします。おそらくほとんどの学校で、そのための準備が進められていることでしょう。
この中でも内容が3割増えると言われる、算数と理科については、対応がなかなか難しいことでしょう。これに対応したのが本書。というより、このソフト。本書は商品としては「書籍」ですが、内容のほとんどはソフト、しかも、子どもたちではなく先生が授業で使うソフトなのです。

続きを読む "子どもが夢中で手を挙げる算数の授業"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月27日 (金)

ウチのシステムはなぜ使えない

「ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学」岡嶋裕史:著(光文社新書)

2008年に出版された本書は「情報システムに不満を抱いている人は多い。」という一文で書き出されています。私も、少し前までIT業界に身を置いておりましたので、この認識は現在でも非常に正しいと思っています。学校の職員室にも、先生の事務用PCが導入され、校務がシステム化され始めているそうですから、同じような感想を持つ先生方も少なくないのではないでしょうか。

みんながよかれと思い、しかも大金を掛けて構築するシステムが、どうして便利なものにならないのでしょうか。岡嶋さんは、本書のアプローチについて、次のように説明しています。

続きを読む "ウチのシステムはなぜ使えない"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月25日 (水)

模倣犯5

「模倣犯5」宮部みゆき:著(新潮文庫)

第5巻も引き続き第三部。第4巻を読んでしまうと、おそらく誰もがすぐに第5巻を読まざるを得ない気持ちになるでしょう。その気持ちの中身は大きく二つあります。
一つは、登場人物たちによって物語の謎が解明される過程がいよいよ明らかになるな、というわくわく感です。すでに読者は犯人がわかっているわけですから、解明されるきっかけが非常に気になります。
もう一つは、おぼろげに見えてきた本作のテーマ「犯罪被害者の意識と犯罪報道」は、果たしてどう深まって行くのだろうかと言うこと。答えのない問題ですから、決着の行方が気になるところです。

こんな期待感から、ページをめくる手ももどかしいくらいに読み始めました。ところが、そんな読者の意識をはぐらかすかのように、第5巻の冒頭は、物語中で脇役中の脇役である「足立好子」のエピソードから始まります。

続きを読む "模倣犯5"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月23日 (月)

模倣犯4

「模倣犯4」宮部みゆき:著(新潮文庫)

第4巻からは、「第三部」。この作品の佳境を迎えます。前回も書きました通り、第二部で、読者は犯人とその犯行の様子をすべて知っています。ですから第三部は、警察やマスコミがどうやって事件の真相に迫るのかを描いています。

この過程で一躍トリックスターとして輝きを増すのが、ルポライターの前畑滋子。第三部のヒロインと言ってもよいかもしれません。第4巻のストーリーは、彼女の書いた事件のルポが掲載されている雑誌が、あまりの人気のために入手しにくくなっている、という場面から始まります。

続きを読む "模倣犯4"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月21日 (土)

模倣犯2・3

「模倣犯2」宮部みゆき:著(新潮文庫)
「模倣犯3」宮部みゆき:著(新潮文庫)

第2巻と第3巻は、本作品の「第二部」です。物語に登場する人物たちの顔見せ興行的な第1巻(第一部)を受けて、第二部は、第1部の終わりに死んだ、犯人と思われる2名の若者を中心として展開します。

彼らとその家族、さらに彼らの同級生が登場し、様々なエピソードによって、彼らの生い立ちや性格、ものの考え方などが細かく綴られてゆきます。第一部で起こった事件も、彼ら起こした側の視点で再度描かれている部分もありました。これによって読者は、実際に誰が犯人で、その犯行がどのような考え方や意識に基づいて行われたのかを、はっきりと知ることになります。

続きを読む "模倣犯2・3"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月20日 (金)

模倣犯1

「模倣犯1」宮部みゆき:著(新潮文庫)

夏休みに部屋の片付けをしていた際、本書を発見しました。2~3年前に購入したまま放置していた本です。文庫とはいえ分厚い本なので、読む機会を逸していました。こういう本を発見すると、とても心が痛みます。

こうなると掃除と部屋の配置換えのやる気が失せてしまい、「掃除をしているときに限って、つい本が読みたくなるんだよな」と、自らに言い聞かせるように独りごちて、本書を読み始めてしまいました。これから地獄が待っているとも知らずに。

続きを読む "模倣犯1"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月18日 (水)

読書感想文の季節

Kanso_2

またまた読書感想文の季節がやって参りました。当ブログにも、先週あたりから「書名+感想文」という検索語でやってくる方が数多くなっています。このブログの説明に「感想文」という単語を使っているからでしょう。実際には宿題の参考にならず、申し訳ございません。

そんなことで、昨年は「読書感想文のヒント」という記事にて感想文の書き方を自分なりに説明しょうとしました。しかしながら、今読み返してみると、書き方説明のような製品紹介のような、どっちつかずの印象です。そこで性懲りもなく、今年も書いてみることにしました。しかもかなり邪道な方法にチャレンジです。

続きを読む "読書感想文の季節"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月13日 (金)

タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく

図解コーチング流 タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく」伊藤守:監修/鈴木義幸:著(ディスカヴァー)

以前「図解コーチングマネジメント」という本をご紹介しました。「コーチング」といわれるマネジメントスタイルを採り入れると、上司と部下の円滑なコミュニケーションが可能となるので、そのための態度変容や意識変容を促すような内容が解説されていました。

本書は、同書の著者である伊藤さんの監修。相手のコミュニケーションタイプを把握し、それに応じた対応をしましょう、という本です。この主旨が本書のカバーに端的に書いてありました。

相手があなたと同じように感じるわけではありません。相手を動かすには、自分と相手の物事のとらえかたを知り、もっとも効果的なアプローチ法をとることが必要です。

続きを読む "タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月11日 (水)

アイシールド21(後編)

「アイシールド21 (1)~(37)」村田雄介:画/稲垣理一郎:作(ジャンプコミックス)

このマンガで描かれているのが思い入れの強いスポーツであることと、37巻一気読みした興奮から、書き出したら止まらなくなってしまい、まとまらない文章になってしまいました。しかもだらだらと長くなりすみません。

前回は本作の特徴として以下の3つを挙げ、そのうちの「1」を説明したところで終わりとさせていただきました。今回はその続きからご説明いたします。

続きを読む "アイシールド21(後編)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月 9日 (月)

アイシールド21

「アイシールド21 (1)~(37)」村田雄介:画/稲垣理一郎:作(ジャンプコミックス)

このまんがは、アメリカンフットボールに取り組む高校生を描いた作品です。週刊少年ジャンプ連載→テレビアニメ化という流れで、中高生を中心に大きな人気を博しました。学生から社会人までアメリカンフットボールをやっていた私にとっては、この競技が日本では非常にマイナーであることから、ずっと気になる作品でした。
最近古書店に出向いた際、全37巻のセットが8,000円程度で販売されていたため即買いしました。マンガとはいえ、37巻一気読みはかなり骨でしたが、とても満足の行く作品でした。

続きを読む "アイシールド21"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年8月 6日 (金)

父として考える

「父として考える」東浩紀・宮台真司:著(NHK出版生活人新書)

雑誌や新聞の書評で本書を見かけ、早速購入しようと書店で本書を見たとき、正直「う~ん」と思いました。帯がカラーなのはよいとして、そこに写っているのは、お世辞にもフォトジェニックとは言えないおじさん二人。しかも二人とも微妙な表情。そもそも世代も主張も異なる二人が、対談など、しかも「父として」語ることなどできるのでしょうか。

とはいえ、論客としての東さんには少なからず注目していたこともあり、よく中身を見ずに購入してしまいました。結果的にそれは非常に正しい判断でした。

続きを読む "父として考える"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月 4日 (水)

文章がうまくなるコピーライターの読書術

「文章がうまくなるコピーライターの読書術」鈴木康之:著(日経ビジネス人文庫)

ベストセラーが出ると、その2や関連本、類似本が出るのが出版界の常識。本書も、以前ご紹介した「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」の「姉妹版」だそうです。
けれども本書が書店に並んでいたとき、正直購入をためらいました。映画もそうですが、続編というのは、がっかりする確率が高いように感じていたからです。さらにこのタイトルにある「読書術」という言葉。「読書の方法なんて教えてもらってもなぁ」なんて思ってしまいました。

それでも購入したのは「文章がうまくなる」という部分に惹かれたからです。ダメもとの気持ちで読んでみることにしました。まずは目次をご紹介します。

続きを読む "文章がうまくなるコピーライターの読書術"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月 2日 (月)

新しき出発

Hana

7月31日、丹羽宇一郎さんが、民間出身者として初めて中国大使として着任しました。かねがね尊敬申し上げていた経営者の一人ですから、今回の人事にはとても注目しています。

そんな大ニュースと並べるのは、たいへんおこがましいのですが、同じ日に私も、14年とちょっと勤めたソフト会社を退職いたしました。

続きを読む "新しき出発"

| | コメント (10) | トラックバック (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »