« 創造性とは何か | トップページ | 青い鳥 »

2010年9月29日 (水)

ケルヒャーの価格で考えた

昨年の12月、このブログで「KARCHER スチームクリーナー  SC1002」という商品をご紹介して以来、毎月コンスタントに多くの方がご覧になっています。記事タイトルは、商品名ではなく、「大掃除の秘密兵器」なのに、よく検索にひっかかるものです。

さて、それはともかく、先日そのページを久々に覗いてみて驚いたことがありました。価格が大きく変わっているのです。

この商品、私は、2009年12月に16,000円くらいで購入しました。それが、現在19,000円あまりになっています。約20%の値上がりsign03。何があったのでしょうか。2009年12月の為替レート、1ユーロは130円くらいでした。いまは113円くらいですから、むしろ20%程度安くなっていて良いはずです。なのに値上がりしているとは。

そこで、いろいろとその原因を考えてみました。

まず、アマゾン原因説を考えてみました。
「円安の時に大量に仕入れてしまったから」というのは、ネット通販なのですからありえません。「ドル決済だから」という理由も考えましたが、対ドルでもかなり円高になっていますからありえません。次に「発売当初はメーカーのリベートのおかげで安かったから」という理由を考えました。当時カカクコムで調べた際、確かにアマゾンは量販店より安かったのに、今は変わらないところを見ると、もしかして…と思います。でも、サイトへのアクセス数を考えると、コンスタントに売れていると想像できますから、この時期にリベートを引っ込めるというのは、合理的ではありません。

次にメーカー(ケルヒャー)原因説を考えました。
まず「バージョンアップに伴う値上げ」を考えました。しかし、製品の型番号が変更されていないので、あり得ないでしょう。同じ型番で違う製品が出たら、カスタマーサービスは大混乱ですから。「人気が出すぎて品薄だから」という理由はどうでしょうか。日本では「大人気」という話は聞きませんが、日本以外で大ブレイクしている可能性はあります。もしくは、作るときに「がっ」と生産してしまい、基本的に増産せず、採算が合うようなら増産する、という体制なのであれば、受注を制限するという意味で値上げをするというのもありかなと思います。

真相はもちろん、アマゾンに聞いてみないと分かりません。こうした私の想像も、流通の専門家から見れば噴飯ものの発想という可能性もあります。けれども、真相を知ることは、私にとってあまり重要ではないのです。いや、ほとんど重要でないと言ってもよいでしょう。こうして、あれこれ原因に思いを巡らせること自体が楽しいし、意味を感じるのです。
こうした思考実験が、発想力を磨いて行く──私はそう信じています。

|

« 創造性とは何か | トップページ | 青い鳥 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29188/49568003

この記事へのトラックバック一覧です: ケルヒャーの価格で考えた:

« 創造性とは何か | トップページ | 青い鳥 »