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2011年4月27日 (水)

子どもを育てるための 有田和正 追究

心に刻む日めくり言葉 子どもを育てるための 有田和正 追究」有田和正:著(さくら社)

先日ご紹介した野口さんの日めくりと同時に、実はあと2種類の日めくりが発売されていました。
そのうちの一つがこちら。著者の有田さんのお名前は、おそらく教育関係者なら最低1度はその名前を目や耳にしたことがあることでしょう。先日の「師道」は、先生が心得るべき哲学的内容が多かったのに対して、この「追究」は授業のスローガン型ともいうべき内容がほとんどでした。

まず印象的だったのが次の言葉。

7 常に「はてな?」をさがそう
授業中だけでなく、登下校の途中、身の回り、旅行中や旅行先、友だちとの遊び、地域の行事など、いつでも、どこでも「はてな?」を発見するように指導するのです。
面白い「はてな?」を発見できれば、追究しないではおれなくなります。なぜなら、追究して新しい事実がわかれば、面白さが倍増するからです。

これは、とても大切なことです。子どもに限らず、大人だって「はてな?」が探せない人はたくさんいますから。同時に「では、具体的にどうすればいいの?」という疑問も湧いてきます。むろん、これは日めくりですから、そんなことは書かれていません。しかし、それでいいのでしょう。

「はてな?」をさがそう → ではどうすれば?

という問いを持ち続けて試行錯誤を続ければ、いつの日か自分なりの方法論が降ってくるかも知れません。偶然ひらめくかも知れません。日めくりという「メディア」のよさは、まさにそうしたところなのではないかと思いました。

それから、「師道」と「追究」の同時発売という企画もいいなと思いました。この二つの日めくりに示された言葉は、アプローチが違います。これはむろん、どちらが良い悪いということではありません。「あなたに合った方を選んでね」という配慮(もしかすると、両方買ってね、という意味かも知れませんがcoldsweats01)なのでしょう。
もしかすると、製造コストの問題から、複数種類での発売とならざるを得なかった、という側面があったのかも知れません。とはいえ、それはメーカー側の論理。買う人には関係のないこと。ですから、そういう「供給側の論理」を感じさせないために、企画を練り上げたはずです。商品企画とは、まことにかくありたいものです。

最後に、この日めくりには、「師道」の記事ではご紹介しなかった工夫がもう一つあります。それは、最終ページの使い方。両面使いの日めくりであるため、「31日の次」を用意する必要があるのですが、それを著者の言葉にしたら日めくりにはなりません。さりとて白紙というのも芸がありません。「こんなの、凡庸な企画だよ」と言ってしまえばそれまでですが、私はちょっと気に入っています。興味のある方は、取り扱い書店店頭に飾られているサンプルをぜひご覧下さい。

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