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2016年4月21日 (木)

総合教育技術 2016年 05 月号

「総合教育技術 2016年 05 月号」(小学館)

 第1特集のタイトルは「効果のある学校~エフェクティブスクール~7つのルール」です。正直わけが分かりません(笑)。
 しかし、「総力大特集」と銘打たれたこの特集は、実際には非常に読み応えのある、しかも示唆に富んだ記事でした。

 第1特集の冒頭は、お茶の水女子大の耳塚教授と文科省の合田課長の対談。経済格差と学力格差の相関が話題になる中で、「社会的に厳しい環境にありながら、成果を上げている学校には、7つの共通する特徴があった」という話が展開されています。学力向上を、一律の施策で行うのではなく、効果を上げている学校の施策を、もうちょっとミクロで分析しましょうという提言もありました。同時にこれは、学力状況調査の活用の視点でもあります。そういう意味で、管理職の方にとっては、必読の対談となっています。
 次に、この対談を受けて「7つのルール」の活用ポイントを、浜野教授が解説しています。効果を上げている学校と、あまり効果が上がっていない学校の比較は実に分かりやすく、学校運営の指針となるような記事にまとめられていました。
 そして最後に、効果を上げている学校の事例が紹介されていて、「具体的にどんなことを行ったのか」がよく分かるようになっています。つまり、この特集は、各学校がカリキュラムマネジメントをする上で必要な視点が明確に語られているわけです。アクティブラーニングを、単なる学習の「型」であるように誤解する風潮が少なくない中で、重要な特集記事だと感じました。

 ただ、特集の名称はもうちょっとどうにかした方が良かったのでは無いかと思いました。おそらくこのタイトルを見て、このような優れた特集であることを想像する読者はあまりいないことでしょう。ちょっと残念です。

 一方第2特集の「組み体操禁止問題」を扱った記事も論点が明確で、良記事でした。今後対応を考えなければならない、管理職や教育委員会の方にとっては、賛成・反対両論がバランス良く紹介されているだけに、絶対に目を通しておいた方がよい記事です。
 それから冒頭の文部科学大臣のインタビュー記事は、とても楽しく読めました。どう楽しかったかは、ぜひお読みになってご判断いただければと思います。
 編集長のセンスを感じるインタビュー記事でした。

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