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2016年4月 7日 (木)

必ず「一人前の先生」になれる!

「必ず「一人前の先生」になれる!: ステップアップのための必修レッスン74」山中伸之:著(金子書房)

 本書は、若い先生のためのリファレンスブックと言ってもよいでしょう。「教えるための知識・技能」から「社会人としての常識」まで幅広い話題を扱いつつ、「一人前の先生」になるための74のレッスンが紹介されています。「若い先生向け」と書きましたが、ベテランの先生でも難しい内容が含まれていると感じました。

 本書は、全部で12の章で構成されていますが、その第1章は「礼節」です。つまり、教師として最も大切な資質は、礼節を重んじることだ、というのが著者の山中先生の主張でしょう。
 さらにその第1章の第1節は、「挨拶は真剣勝負」となっています。つまり、挨拶こそが礼節の第一歩であり、基本中の基本ということでしょう。その後第1章は、「返事」「服装」「感謝の言葉」「礼儀」と続きます。
 そして第2章が「常識」、第3章が「仕事に対する姿勢」ときて、教材研究はやっと第4章、授業づくりは第5章です。こうした構成からも、著者の山中先生が考える「一人前の教師」というものが、どんな存在なのか、ほの見えるかと存じます。

 これらの解説が、見開きを基本として端的に説明されています。そしてその解説の多くは、著者の経験や先人の言葉に裏打ちされたもの。ですから説得力があります。
 近頃は、こうした小言めいた主張は少なくなりました。しかし、どんなに若くても、教師となった以上、人の道を説かねばなりません。そのためには、ここに示されたことを頭の隅に置き、日々の仕事に当たることが大切、ということなのでしょう。

 座右の銘という言葉がありますが、本書はまさに「座右の書」とでも言うべき存在でしょう。

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