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2016年11月17日 (木)

総合教育技術 2016年12 月号

「総合教育技術 2016年 12 月号」(小学館)

 今月号の総力大特集は「アクティブ・ラーニング時代の小中連携」となっています。次期学習指導要領が目指す新しい学びの姿を、小中連携においてどう実現するのか、「授業づくり」と「学校経営」の視点から考えています。
 冒頭はまず現状認識ということで、全国的に一般的になってきたと思われる、小中一貫校や併設校の実態がわかるデータを集めた記事でした。これは他地域の状況を知りたいと考える行政の方には有益な情報でしょう。それからすでに推進している学校や教育委員会に取材した、多様な意見が紹介されていました。ひとくちに小中連携のメリットといっても、その中身は実に多様なのだと思い知らされます。

 一方で中学校の意見がないのはちょっと残念でした。小中連携は、なにも学校組織を合併させることだけではありませんから、中学校の側から見た小中連携という視点は欠かせないと思います。
 それから、これは雑誌企画ではなかなか難しいとは思いますが、小中連携の弊害というか、陥りやすい落とし穴みたいな情報も欲しいと思いました。小中連携は、万能の施策ではないはずですから。

 第2特集は「2016年度『全国学力調査』結果 徹底分析」でした。10回目をむかえた全国学力調査の成果と課題を考えるとともに、躍進した石川県、数学日本一の福井県の取り組みをレポートしています。
 こちらも記事の冒頭は、編集部による結果分析で、先生方や教育行政の方には有益な情報ではないかと思いました。特に、学力上位といわれる県が「特に何もしていない」ということについて「わざわざ言語化するまでもない「当たり前」が、県によって異なっている」という指摘は重要でしょう。
 こちらは、小学校の事例も中学校の事例も掲載されていました。

 連載記事の中で、多賀一郎先生の「教師教育」は、公開研究会で授業者がいないという問題について取り上げていました。この指摘は重要であると共に、きちんと処方箋まで示されています。
 堀田龍也先生の「間違えないICT」は、校務支援ソフトについて。その使いにくい理由と、システムが真に目指すものについて言及しています。

 総合教育技術、12月号もおすすめです。

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