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2016年11月24日 (木)

漢字の字形について

 漢字の字形指導についての話題です。漢字テストの採点などの際、「秋」などの部首である
「のぎへん」は、縦画を跳ねたものを正解としますか? それとも跳ねないものを正解としますか? また「きへん」は、どうでしょうか。
 これまで、この質問を多くの学校でして参りましたが、「のぎへんは跳ねる」「きへんは跳ねない」という方が多かったように思います。
 しかし実際は「跳ねても、跳ねなくても正解」です。これは「いとへん」や「うしへん」も同様。漢字の字形については、実はかなりの「許容」が認められています。それは、日本語の漢字かな交じり表記は、少なく見積もっても千年以上の歴史があるため、一つに決められないからです。例えば仮名だけでも、いまの字形に統一されたのは、ほんの70年ほど前にすぎません。
 にもかかわらず、学校では微細な字形の違いにまでこだわった指導が行われています。字形の許容は、これまで内閣府などから発行されている用字用語の本はもちろん、最近では今年2月29日に発表された、「文化審議会国語分科会報告」にも明確に書いてあります。
 小学校の漢字指導は、学習指導要領に定められた漢字の読み書きができるようにするのが目的です。そのためには、漢字を好きになるのが近道。字形の微細な違いでバツをもらったら漢字を嫌いになるだけでしょう。漢字についての正確な知識に基づいて、漢字を楽しくご指導いただけたらと思っています。

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