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2017年5月16日 (火)

総合教育技術 2017年 06 月号

「総合教育技術 2017年 06 月号」(小学館)

 今回の特集は、「新学習指導要領が求めるこれからの学校教育」です。総力大特集と銘打たれているだけあって、50ページ以上にわたる力の入った特集になっています。

 巻頭言は今回の学習指導要領改定の中心人物の一人といってもよい、文科省初等中等教育局教育課程課の合田哲雄課長。改定の背景やポイントが語られています。学校リーダーの方にとっては、間違いなく一読の価値がある文章と言えます。

 それはポイントや背景がわかりやすく書いてあるから、ではありません。とにかく「熱い」文章なのです。特に最後のページには、次のような書き出しで文科省としての決意が語られていました。

 新学習指導要領の全面実施にあたっては、以下の5点にわたる条件整備や情報発信が不可欠であり、文部科学省として不退転の決意で取り組むこととしている。

この5点とは何か、ぜひ本誌をご覧ください。要するに文科省として現場に、ただ「やれ!やれ!」と言うだけでなく、ちゃんとバックアップしますよ、ということです。これは官僚としてはかなり踏み込んだ表現でしょう。
 この記事はさらにだめ押し的に、次のように結ばれていました。

文部科学省は省を挙げて一つ一つの職務に誠心誠意取り組み、学校や先生方をお支えしたいと考えている。

この熱い巻頭言に続いては、各教科調査官による、学習指導要領の解説があります。これらは6月に出るといわれている解説書とともにご覧になると、さらに理解が深まるものと思われます。

 特集記事もさることながら、連載コラムも充実しています。
 たとえば赤坂真二先生の「チーム学校への挑戦」では、「挑戦」というコラムタイトルに違わず、かなり挑戦的な書き出しで始まっています。「チーム学校」を掲げる校長の中でも、実際の施策を伴わず、スローガンレベルに留まっている、というのです。では学校における「チーム」とは何か。赤坂先生はご自身が見聞きした具体的な事例で解説しています。

 そのほか、堀田龍也先生の「間違えないICT」では、新学習指導要領とICTとの関わりを具体的に紹介しています。情報活用能力が学力の基盤に据えられたことで、ICT環境の構築はもはや必須の状況。この中で、堀田先生は、「これまで以上に、校長先生と教育委員会の密接な連携が必須」とおっしゃっています。

 今号も、管理職だけでなくミドルリーダーの先生もお読みになるとよい内容になっています。

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