総合教育技術 2018年 9月号
「総合教育技術 2018年 9月号」(小学館)
今月の総力大特集は、「新学習指導要領の理念を実現する校長のマネジメント力」です。
社会に開かれた教育課程、カリキュラム・マネジメントなど、新しい学習指導要領には、校長のリーダーシップやマネジメント力が問われる中身が多数あります。特集では、研究者の提言とともに、多数の校長先生が登場しています。
現役校長として、こうした記事に登場するのは、なかなか勇気のいることだと思われます。それだけに説得力のある提言がなされていました。
特集2は、「夏休み明けの子どもたちは「チーム学校」で守る!」です。一般に、夏休み明けとなる9月1日前後は、子どもたちの自殺が多いと聞きます。児童虐待の相談件数も増えるのだとか。
こうした中で、学校としてはどのように対応していくべきなのか、いじめ対応、虐待対応、ネットモラルなど、各方面の識者に話を聞いた特集となっています。
新保元康先生のコラムは、職員室の会議改革です。新保先生の学校では、職員朝会はゼロ。
まったくやっていません。職員会議も年4回のみ。しかも時間を限ってやっておられます。そうした、先生方の負担を減らす形での学校経営が、具体的に提案されています。
堀田龍也先生のコラムは、8月号に引き続き、土井指導主事との誌上対談です。土井先生は、宮澤賢治の『やまなし』の読解にプログラミングを使うという提案をされています。プログラミング教育のねらいを外さず、しかも国語の力も伸ばすという提案は、一読の価値ありです。
また「教育ジャーナル」では「全国47都道府県別クーラー設置率公開!」と題して、県別の設置率一覧が掲載されていました。静岡、長野、奈良あたりの設置率が低いのが目を引きます。雑誌らしい、タイムリーな企画です。
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