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2019年5月16日 (木)

総合教育技術2019年06月号

「総合教育技術2019年06月号」(小学館)

 今月の巻頭インタビューは、令丈ヒロ子さん。『若おかみは小学生!』などで有名な児童文学作家です。「今も昔も子どもの本質や悩みは変わっていない」「今こそ情報リテラシーの授業が必要」といった言葉が印象的でした。

 総力大特集は50ページ拡大版。テーマは「虐待、いじめをどう防ぐか 子どもを守る学校づくり」です。
 今年1月に発生した千葉県野田市の小4女児虐待死事件など、ここ2年で報じられただけでも多数の事件が発生しています。特集の冒頭では、それらの事件を分析し、その後有識者の提言や実践事例へとつなげています。

 パート1では、この深刻な現状に対して、学校は何ができるのか? といった視点で、虐待やいじめへの対応について、3人の識者が語っています。具体的な提言も多く、参考になります。

 パート2は、実践レポート。学校や教育委員会が登場しています。具体的な事例が多く、さらに朝会での演劇、ICTの活用など、多彩な事例が紹介されていました。
 パート3は「養護教諭の力を生かす」と銘打った、小特集のような構成です。養護教諭の経験がある大学教授、校長、現役養護教諭などが登場し、養護教諭をハブとした、子どもを守る学校経営が提言されていました。養護教諭は、ふつう学校には1名しかいません。担任を持たないことから、その力があまり発揮できていないのではないか、という問題提起は、とても重要だと思いました。属人的な取り組みではなく、学校経営にきちんと位置づけること。これが子どもを守る道筋なのだと実感できます。


 新保元康先生のコラムは、今月も公開研究会が話題です。日常の授業改善に役立つ上に、働き方改革にも資する研究会。それを「令和時代の研究会」として、具体的な姿を提言しています。


 堀田龍也先生の「間違えないICT」では、川崎市佐藤先生によるプログラミング授業の振り返りを取り上げています。堀田先生は、その授業を、「現実を踏まえ、カリキュラムレベルで考えているところが素晴らしい」と評価していました。


 他の連載も必見。今月の総合教育技術は、特に必読です。

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