« 総合教育技術2019年05月号 | トップページ | 段ボールはたからもの »

2019年5月 1日 (水)

なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ?

「なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ?」日野田直彦:著(IBCパブリッシング)

 本書は、36歳の若さで大阪府立箕面高等学校に、民間人校長として着任した著者による、学校改革のあゆみ(4年間)をまとめた本です。改革した本人による執筆というのは、ビジネス書の世界ではかなり一般的ではあるものの、教育界では珍しいのではないでしょうか。
 ではなぜ珍しいのでしょうか。
 まず、公立学校の場合、先生方は公務員ですから守秘義務があり、それゆえ書けないということがあるでしょう。実際日野田さんも、本書は、箕面高校を退職後に出版されています。
 次に、教育界によくある「それは、そちらの学校だから(●●先生だから)できたんですよ」という考え方の存在です。こうした意見は、研究発表会などでもよく聞かれます。他者の貴重な経験や知見を、その場特有の特殊事情がそうさせているのだと考えてしまうのです。

 こうした環境では、改革のあゆみをまとめたところで、あまり手に取ってはもらえないでしょう。これが、学校教育の改革本が少ない理由だと思います。
 一方、学校以外の世間はというと、こちらは、過度に一般化しがちです。個別の事情は見ようとせず、「あの学校(先生)にできて、どうしてうちでできないの?」「企業では●●だよ」などと言います。学校改革を取り巻く不幸には、まずこの「すれ違い」があるのではないでしょうか。

続きは教職ネットマガジンにて

|

« 総合教育技術2019年05月号 | トップページ | 段ボールはたからもの »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 総合教育技術2019年05月号 | トップページ | 段ボールはたからもの »