スポーツ

2016年2月29日 (月)

スポーツアナウンサー

「スポーツアナウンサー――実況の真髄」山本浩:著(岩波新書)

 サッカーファンなら、多くの方が著者の山本さんのことはご存じでしょう。それくらいスポーツ中継では有名な方です。いまではすっかり人気コンテンツとなった、サッカーワールドカップのテレビ中継も、最初はNHKの衛星放送でひっそりと始められました。その中継を担当したのが山本さん。本書では、山本さんのスポーツ実況の神髄が語られています。

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2010年6月 4日 (金)

憎まれ役

「憎まれ役 」野村克也/野中広務:著(文春文庫)

タイトルといい著者といい、なかなか迫力ある本です。書店の書棚で、ひときわ異彩を放っていましたから、つい手に取ってしまいました。そして、野中さんの書いた序論「憎まれ役 世に憚る」を読んで、購入を決めました。

なぜ、私は、こんなに野村さんに興味をもつのだろうか。あるとき、ハタと気づきました。私と彼とはいくつも共通点があるのです。二人とも京都府に生まれ、二人とも這い上がった男です。酒をたしなまず、甘いものに目がないなどという共通の部分もありました。カッとしやすいところも似ているかもしれません。そして何より共通するのは、二人ともメディアには、「憎まれ役」扱いをされていることです。
日本の政治もプロ野球も、重大な局面を迎えています。しかし本音で問題を語る男はほとんどいません。今こそ日本の政治、日本の野球のために、「憎まれ役」を買って出ようと考えた所以です。

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2009年11月23日 (月)

教える力、育てる力

「教える力、育てる力―一流スポーツ指導者の秘伝公開」(講談社MOOKセオリー

企業経営者の書籍やビジネス雑誌の中で、スポーツ指導者の指導法がしばしば紹介されます。なじみの深い指導者の言葉なら、わかりやすく、親しみやすい話になるから、という理由ももちろんあるでしょう。けれども、組織運営や人材育成で共通するから、という理由の方が大きいような気がします。

「なら、一斉に集めちゃえ!」ということでもないのでしょうけれど、本書は、一冊すべてが「スポーツ指導者の言葉」です。

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2009年7月30日 (木)

父親次第

「父親次第」高木豊:著(日経プレミアシリーズ)

以前の読書は、非常に偏っていました。過激なイメージの論客や、タレントやスポーツ選手、女性ファンの比率が非常に多い作家の本は、全く読む気がしなかったのです。このブログを始めてから、「そうした著者」の本にも手を出すようになりました。読んでみると意外と面白かったからです。
そうした考えから、書店で本書を手に取りましたが、正直「野球選手が子育て論?」と思いました。しかしその考えは、すぐに打ち破られます。

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2008年11月13日 (木)

野村ノート

「野村ノート」野村克也著(小学館)

著者の野村さんは、言わずと知れた東北楽天ゴールデンイーグルスの監督です。当初本書を見かけたときは、タレント本のようで、あまり読みたいとは思いませんでした。しかも、テレビで見る野村監督は、愚痴ばかりでなんだか怖そうでもあります。

ところがあるとき、野村監督のインタビューを聞くことがあり、人材育成に関する発言に、かなり共感できる部分がありました。しかも本書は、2005年に発行されてから、すでに14刷(私が購入したのは9刷)となっています。きっと良い本なのだろうと思い、本書を読んでみることにしました。

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2008年9月 8日 (月)

プロ野球の一流たち

「プロ野球の一流たち」二宮清純著(講談社現代新書)

新幹線のホームや空港の書店には、芸能界のゴシップ本や、プロ野球やサッカーに関する本がよく置いてあります。スポーツ新聞の延長で、軽く読めるため、人気があるのだろうと思っていました。本書を購入したときは、確かにそれくらいの気持ちでした。
ところが、二宮さんがインタビューしている一流のプロ選手やコーチの話には引き込まれました。仕事上の教訓として、一般性があり、示唆に富んでいるのです。

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2008年2月11日 (月)

甲子園への遺言

「甲子園への遺言-伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯-」門田隆将著(講談社)

プロ野球の偉人伝は、すでに数多くの本が出版されていますが、本書は、ちょっと趣が違います。本書で主に語られている、高畠さんは、一般にはあまり知られていません。けがのため満足な現役生活を送ることができませんでしたが、打撃コーチとしてすばらしい成果を上げた人物です。
しかし引く手あまたのコーチ人生にピリオドを打ち、50歳を過ぎてから教員免許を取得し、高校生と甲子園を目指す決意をします。高畠さんを教育に向かわせた原動力は、いったい何だったのでしょうか。

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