育児

2019年6月17日 (月)

胎児のはなし

「胎児のはなし」最相葉月・増崎英明:著(ミシマ社)

 その昔、胎児でなかった人はいません。世界中で、毎日たくさんの赤ちゃんが生まれ、それが何千年も続いてきた上に、近年は医学も計測機器も発達しているのですから、私たちは、胎児のことについて、もうほとんど分かっていると信じています。
 しかしそれは幻想です。本書を読むと、胎児について分かれば分かるほど、逆に分からないことが増えてくるということが実感できます。

 

続きを読む "胎児のはなし"

| | コメント (0)

2019年3月 4日 (月)

5つの学習習慣

「5つの学習習慣―驚くほど子どもが勉強しはじめる」横藤雅人:著(合同出版)

 本書は、小学生のお子さんを持つ親向けの教育書です。「読者のみなさまへ」と題された、本書冒頭の文章には、次のようなことが書いてありました。

家庭学習の場面で、親がつい口走ってしまうことばが2つあります。ひとつは「勉強しなさい!」で、もうひとつは「何度いえばわかるの!」です。(中略)しかし、この2つのことばによって子どもが自ら学習するようになることはまずありません。(中略)では、どうすればよいのでしょう。(中略)自ら学習する子どもに育てる「別の考え方と方法」があるのです。この本には、その「別の考え方と方法」をたっぷりと紹介しました。

続きを読む "5つの学習習慣"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 5日 (月)

はじまりは愛着から

「はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもに」佐々木正美:著(福音館書店)

 著者の佐々木さんは、高名な児童精神科医。子供に寄り添った内容の書籍を多数出版されています。残念ながら、2017年6月に他界されてしまいました。しかし、その言葉は今も多くの人の心に残り続けていることでしょう。

続きを読む "はじまりは愛着から"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月 3日 (月)

思春期にがんばってる子

「思春期にがんばってる子―お母さんもお父さんも、おまえのことが大好きだよ。たとえ学校へ行けなくても、おまえは、とってもいい奴だよ。」明橋大二:著(1万年堂出版)

 不登校や引きこもり、いじめや家庭内暴力など、子供たちを巡る悲しい問題は、しばしばニュースや話題になります。その問題に、どう向き合えば良いのか、当事者や親はもとより、先生方も心痛めているのではないでしょうか。

続きを読む "思春期にがんばってる子"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月19日 (木)

ねえママ

「ねえママ」こやま峰子:作 平松恵子:絵(金の星社)

 主人公の女の子は、お母さんとコミュニケーションしたくて、いつも「ねえママ」って話しかけます。なのに、お母さんはとても忙しくてなかなか構ってくれません。せっかくお買い物に出かけても……

続きを読む "ねえママ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年9月12日 (月)

子どもを守るために知っておきたいこと

「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」宋美玄/姜昌勲/NATROM/森戸やすみ/堀成美ほか:著(メタモル出版)

 インターネットが普及してから、流通する情報の量は莫大に増えたと言われています。もちろん有益な情報は多いですし、いつでもどこでもそうした情報にアクセスできる環境はすばらしいことです。

続きを読む "子どもを守るために知っておきたいこと"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月22日 (火)

学校と一緒に安心して子どもを育てる本

「学校と一緒に安心して子どもを育てる本 小学生保護者の心得」多賀一郎:著(小学館)

 本書はサブタイトルに「小学生保護者の心得」とある通り、小学生のお子さんを持つ保護者向けの本です。乳幼児を持つお子さん向けにはたくさんの育児書が出ているものの、小学生の親向けとなると「お勉強のさせ方」「お受験のノウハウ」みたいな本ばかりになってしまいます。

 

続きを読む "学校と一緒に安心して子どもを育てる本"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月15日 (月)

子どもが「やる気」になる質問

「子どもが「やる気」になる質問―叱る前に問いかけると、こんなに変わる!」マツダミヒロ/本間正人:著(PHP研究所)

 本書の著者であるマツダさんの肩書きは、本書によれば「質問家」となっています。つまり質問の専門家。人気メルマガ「魔法の質問」を発行しているそうです。
 このマツダさんが、子供とのよりよいコミュニケーションについて、「質問」という切り口で整理しています。しかし質問でコミュニケーションなど成り立つのでしょうか。本書では「まえがき」に次のように書かれています。

続きを読む "子どもが「やる気」になる質問"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月13日 (月)

特別支援教育サポート事典

「イラストでわかる 特別支援教育サポート事典: 「子どもの困った」に対応する99の事例」笹森洋樹:編著(合同出版)

 文部科学省の調査によれば、小中学校における発達障害の可能性がある子供の割合は、クラスの約6.5%だそうです。それゆえ研究も進み、専門書から雑誌まで、様々な情報が提供されるようになってきました。

続きを読む "特別支援教育サポート事典"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年12月10日 (月)

子どもと悪

「子どもと悪」河合隼雄:著(岩波書店)

 

 なかなか刺激的なタイトルですが、本書は不良少年のことについて書かれた本でも、悪を断じる本でもありません。人間が子ども時代に経験したり、考えたりする「悪」について、多面的に考えた本です。いじめや学級崩壊などに直面したときだけでなく、子どもの成長を考える上では、どうしても「悪」について考えなければならない、と河合さんは言います。
 前書きなど無く、いきなり「悪と創造」という第1章から書き出された本書の冒頭には、次のように書かれていました。

続きを読む "子どもと悪"

| | コメント (0) | トラックバック (0)