教養書

2018年10月 1日 (月)

未来の年表

「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」河合雅司:著(講談社現代新書)

 「未来予測なんてあてにならない」と思われている方がいるかもしれません。しかし、本書に書かれた「未来」は、主に「日本の人口が急激に減る」「高齢者が激増する」というデータに基づいた「事実」です。
 タイトルが「年表」となっている通り、本書では、年表風の章立てになっています。その見出しを読んでいくだけでも、かなり衝撃的です。そのいくつかを紹介しましょう。

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2018年9月10日 (月)

本物の思考力

「本物の思考力」出口治明:著(小学館新書)

 教育界において「思考力」は、ずっと話題にされてきた学力の一つでしょう。長年話題にされ続けているのは、それほど捉えにくく、扱いにくい力だからかもしれません。

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2018年9月 3日 (月)

コンビニ外国人

「コンビニ外国人」芹澤健介:著(新潮新書)

 コンビニエンスストアに行くと、外国の方が働いているのを見たことのある人は多いでしょう。むしろ、コンビニで外国の方を見たことがない人は、圧倒的に少ないと思われます。

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2018年8月27日 (月)

新しい時代のお金の教科書

「新しい時代のお金の教科書」山口揚平:著(ちくまプリマー新書)

 ちかごろは、IT技術の進展で、将来多くの職業がなくなるとか、昔以上に未来が見通せなくなっていると言われています。それはある面正しいとは思うものの、未来はある日突然やってくるものではありません。今の中に、きっと未来が隠れているはずです。

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2018年4月 9日 (月)

君が戦争を欲しないならば

「君が戦争を欲しないならば」高畑勲:著(岩波ブックレット)

 本書は2015年に岡山市で開催された戦没者追悼式・平和講演会にて高畑さんが講演された内容をもとに書き起こされた本です。高畑さんが著名なアニメーション映画の監督であり、代表作に「火垂るの墓」があることから、タイトルを見て「ああ、反戦平和の本か」と思われた方も少なくないでしょう。
 しかし、本書は世の中にあまた発行されている「戦争反対」の本ではありません。戦争を起こしてしまう、あるいは加担してしまう私たち自身の考え方や、世の中の空気について説明している本です。

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2018年1月 8日 (月)

オノマトペの謎

「オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで」窪薗晴夫:編(岩波科学ライブラリー)

 「オノマトペ」というのは、簡単に言えば擬音語や擬態語のこと。「ワンワン」「わくわく」など、幼児でも容易に使いこなすオノマトペですが、改めて考えてみると、案外奥深いもののようです。本書は、様々な角度から、その「謎」というよりは「魅力」に迫った一冊です。

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2017年11月13日 (月)

ヒトは「いじめ」をやめられない

「ヒトは「いじめ」をやめられない」中野信子:著(小学館新書)

 教育関係者を中心に、多くの方々によっていじめ撲滅に向けた努力がなされています。にもかかわらず、いじめが原因と思われる事件やトラブルは後を絶ちません。このような現状から、本書のタイトルを読むと「やっぱり、いじめはなくならないよな」という気分になりがちです。

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2017年8月28日 (月)

多数決を疑う

「多数決を疑う 社会的選択理論とは何か」坂井豊貴:著(岩波新書)

 「多数決」という手法は、学校で真っ先に習う、集団の意志決定の方法ではないでしょうか。集団が多数意見に従うというのは、意見合理的な判断であるように感じます。

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2017年8月 7日 (月)

自閉症は津軽弁を話さない

「自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く」松本敏治:著(福村出版)

 表紙の雰囲気やタイトルを見る限り、本書は、自閉症に関するちょっとした話題提供のエッセイのように見えます。しかし本書は、サブタイトルが「自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く」となっている通り、自閉症児の言語獲得に関するかなり本格的な研究書でした。

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2017年6月26日 (月)

モラルの起源

「モラルの起源――実験社会科学からの問い」亀田達也:著(岩波新書)

 昨今の、学校では道徳が教科化され、情報モラル教育も必須と言われる状況です。社会の状況を見ても「モラルの欠如」といったことがよく言われるようになりました。しかし改めて考えてみますと、モラルというのは、いったい何でしょうか。人の道に言及してはいるものの、宗教とも哲学とは違います。

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