児童書

2019年3月 7日 (木)

やましたくんはしゃべらない

「こんな子きらいかな? (3)  やましたくんはしゃべらない」山下賢二:著/中田いくみ:絵(岩崎書店)

 こんなタイトルの本ですし、難しそうな男の子のイラストが表紙ですから、本書を見つけたときは、てっきり場面緘黙などの理由で話せない子のお話だと思っていました。しかし、実際には「話せない」のではなく「話さない」子のお話です。帯には、著者の山下さんのものと思われる手書き文字で「しゃべってたまるか」と書いてありました。

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2018年11月 1日 (木)

ムカッ やきもちやいた

「ムカッ やきもちやいた」小泉るみ子:絵/ かさいまり:著(くもん出版)

 転校生の「あんり」ちゃんがやってきた日、主人公の「るい」ちゃんは、仲良しの「ふうこ」ちゃんが、「あんり」ちゃんと仲良くしているのを見て、「ムカッ」としてしまいます。その「ムカッ」は、何度かありました。
 それゆえ放課後、いつも一緒に帰っている「ふうこ」ちゃんの誘いを断って、一人で帰ってしまいます。そして後悔する「るい」ちゃん。
 なんで「ムカッ」ってするのかな? この気持ちなんだろう? と「るい」ちゃんは悩みます。

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2018年10月29日 (月)

アイスクリームが溶けてしまう前に

「アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)」小沢健二と日米恐怖学会:著(福音館書店)

 本書の帯には「このお話を読むと……ハロウィーンが身近になります ハロウィーンが愉快になります 小さな誰かと話したくなります」と書いてあります。本書は、ハロウィーンを話題にした絵本であることから、一見、翻訳物の絵本であるように感じます。けれども、これは純粋に日本発の絵本。ミュージシャンとしての活動がよく知られている、小沢健二さんなどによる著作です。

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2018年6月10日 (日)

きみなんかだいきらいさ

「きみなんかだいきらいさ」ジャニス・メイ・ユードリー:著/モーリス・センダック:絵/小玉知子:訳(冨山房)

 本日(1928年6月10日)は、モーリス・センダックの誕生日なのだそうです。有名な作品を多数上梓している彼の作品の中で、私がもっとも気に入っているのがこの作品です。センダックは、イラストを提供しているだけですが、これがまたすばらしいのです。

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2018年4月23日 (月)

たかこ

「たかこ」清水真裕:文/青山友美:絵(童心社)

 表紙に平安貴族風の女の子が描いてあります。この子が、タイトルにある「たかこ」さん。けれどもこの絵本の舞台は、平安時代ではなく、現代です。物語は、この「たかこ」が、ごく普通の小学校に転校してきたところから始まります。

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2018年3月 5日 (月)

がっこうだってどきどきしてる

「がっこうだって どきどきしてる」アダム・レックス:文・クリスチャン・ロビンソン:絵・なかがわちひろ:訳(WAVE出版)

 小学校入学を控えた子供たちは、期待と不安が入り交じっていることでしょう。そのあたりの気分については、これまで様々なお話や歌になってきました。本書は、それを学校の視点から書いている(描いている)ところが斬新です。

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2018年1月22日 (月)

えがないえほん

「えがないえほん」B J ノヴァク:著/大友剛:訳(早川書房)

 「絵本」というのは、文字通り「絵がある本」であるはずですよね。にもかかわらず、本書は「えがない」と書いてあります。
 「いやいや、そうは言っても本当はあるんでしょ」と思われる方がいるかもしれません。しかし、その「期待」は、見事に裏切られます。本書には、本当に絵がないのです!

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2017年11月20日 (月)

むかしのこども

「むかしのこども」五味太郎:著(ブロンズ新社)

 絵本選びのポイントは、いくつもあります。その中で、最も簡単で最も確実なポイントは、発行年月日の古さです。書店の棚に限りがある以上、いくら返品可能とはいえ、発行された書籍を無限に置いておくことは不可能です。それゆえ、長年書店に置かれ続けている絵本は、それだけずっと評価されてきた本と言えます。

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2017年11月 7日 (火)

算数の図鑑

「算数の図鑑: 小学生のうちに伸ばしたい数&図形センスをみがく」キャロル・ヴォーダマン:著/子供の科学:編集(誠文堂新光社)

 本書は書名の通り、算数で扱う数と図形の内容をイラストと文章で説明した「図鑑」です。
 もともとは、イギリスの出版社(ドーリング・キンダースリー社)が出版したものなので、日本の学習指導要領を超えた内容もあります。

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2017年8月21日 (月)

窓を広げて考えよう

「窓をひろげて考えよう 体験!メディアリテラシー」下村健一:著 艸葉よしみ:企画/構成(かもがわ出版)

 メディアリテラシー教育について、書籍の執筆だけでなく、様々な取り組みをしている下村健一さんによる絵本です。本書を貫くキーワードは3つ。
「まだわからないよね?」
「他の見え方もないかな?」
「隠れているものはないかな?」

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