エッセイ

2016年8月 9日 (火)

ウェブでメシを食うということ

「ウェブでメシを食うということ」中川淳一郎:著(毎日新聞出版)

 本書の紹介文には「“ネット業界20年の内側"を初めて描く。ネット評論の第一人者が現場目線で綴った痛快エッセイ!」とありました。中川さんは『ウェブはバカと暇人のもの』という本を書いた人。このブログでも紹介しました。
 その本にも、中川さんがネットの世界でプロとしてやっていくようになった経緯が簡単に描かれていましたが、本書はそれをかなり詳しく書いています。

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2016年6月 8日 (水)

母親やめてもいいですか

「娘が発達障害と診断されて… 母親やめてもいいですか」山口かこ:著/にしかわ たく:絵(文春文庫)

 初めて母親になるのは、誰しも不安なものです。ましてや不妊治療の末、苦労して授かったお子さんで、なおかつお子さんの発達が「他の子と違う」という場合であれば、その不安はさらに大きかった事でしょう。
 本書は、そうした書き出しで始まる、著者の体験に基づく子育てエッセイです。そして通常のエッセイと違うのは、基本的に漫画で表現されているということと、章と章の間に、児童精神科医として有名な杉山登志郎先生の解説が付いていることです。

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2016年4月 4日 (月)

数学を志す人に

「岡潔 数学を志す人に」岡潔:著(平凡社)

 本書は平凡社の「STANDARD BOOKS」というシリーズの中の1冊です。これは百科事典で有名な平凡社が、科学と文学双方を横断する知性を持つ科学者・作家の随筆を集めて再録したとのこと。

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2016年3月14日 (月)

小泉今日子書評集

「小泉今日子書評集」小泉今日子:著(中央公論新社)

 タレントさんが書いた書評集ということで、本書を書店で見つけたときは、正直上から目線で手に取りました。「書評はそう簡単じゃないぞ」と。しかし、立ち読みで「はじめに」を読んだだけで、衝撃を受けました。
 ここには、本を読むようになった経緯、そして、久世光彦さんに師事した経緯が、ごく自然な形で書かれていたからです。さらには、こんな言葉で結ばれていました。

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2015年9月30日 (水)

おーい!おーちゃん

「おーい!おーちゃん!―自閉症の弟と私のハッピーデイズ」廣木佳蓮/廣木旺我:著(黎明書房)

 本書は、大阪市在住の女子大生、廣木佳蓮さんが、一つ下の弟(愛称:おーちゃん)と共にすごした、保育所から、小学校、中学校、高校までの日々を綴ったエッセイです。
 おーちゃんは佳蓮さんにとって、絵を描くことが大好きでケンカが嫌いな、ごくふつうの弟。唯一ふつうでないのは、おーちゃんが自閉症だということ。けれども、この「特徴」のお陰で、本書はとてもユニークなものになっています。

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2015年9月21日 (月)

高橋優 BEST 2009-2015 『笑う約束』

高橋優 BEST 2009-2015 『笑う約束』(通常盤)

 ほとんど歌声の入った音楽は聞かない私ですが、例外もあります。それが高橋優さん。何のきっかけだったか、高橋さんの「福笑い」を聴いたとき、衝撃を受けました。あまりの力強さ、あまりの説得力。

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2015年7月13日 (月)

友だちリクエストの返事が来ない午後

「友だちリクエストの返事が来ない午後」小田嶋隆:著(太田出版)

 学校生活を語る上で、「友だち」は、古今東西重要なファクターと言えるでしょう。小学校へ入学するときの代表的な歌として「友だち100人できるかな」が人気を博すのは、その証拠だろうと思います。

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2015年5月 4日 (月)

子どもはみんな問題児。

「子どもはみんな問題児。」中川李枝子:著(新潮社)

 教科書の「くじらぐも」や絵本の「ぐりとぐら」で有名な、中川李枝子さんのエッセイです。作家になる前の中川さんは、保母さんでした。目の前にいる子を喜ばせたいという気持ちでお話を作ったら、作家になっていたのだそうです。

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2015年4月20日 (月)

「思考」を育てる100の講義

「「思考」を育てる100の講義」森博嗣:著(大和書房)

 タイトルはいかめしいですし、理系の作風で知られる森博嗣さんの著作ですから、読む前から敬遠される方も少なくないでしょう。しかし本書は、100の話題が見開きで構成された読みやすい本です。エッセイ集と呼んでも良いかも知れません。

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2015年4月 6日 (月)

いのちの姿

「いのちの姿」宮本輝:著(集英社)

 あまりエッセイをお書きにならない宮本輝さん、久々のエッセイ集です。本書の帯には

命の力を信じ、生の深遠を見つめる14篇のエッセイ集。
と書かれていました。

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